声優で俳優の宮野真守が11日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』にゲスト出演。自身が苦手に思っていることを明かした。

  • 宮野真守

“苦手なフリ”で抱く疑問「いい声って何だろう?」

声優として、多くのアニメ作品に携わる宮野。リスナーから、「“あのセリフ言えよ”みたいな雑なフリをされることはあるのか?」と質問されると、「あるある! 結構多いです」と苦笑いで即答。バラエティなどの収録でも、“いい声”を求められることが多いと言い、「いい声って何だろう? みたいな。でも、やらないわけにはいかないから」「なんかちょっと嫌ですね。いい声って難しくないですか?」と問いかけた。

また、アニメキャラクターの声を求められることもあるそうで、「知っててくれたらうれしいけど、知らないなかでやったとて、おぉ~って。あの空気がキツい」「だから、そのフリが苦手」と吐露。誰もが知る国民的キャラクターであれば、「みんな、お~! ってなる」としつつ、「それは昔から、うやらましいなって思ってた。そういうのがなかったから。みんなが、“あれだ!”ってわかるような役をやりたいと思ってた」と胸の内を明かした。

すると、同じくゲスト出演したお笑い芸人の劇団ひとりも、「“泣け!”って言われたことある。新宿の飲み屋で大学生に囲まれて、“泣け! 泣け! 泣け!”って。泣けないから、ずっと下向いて顔真っ赤にして……」と告白。一時期は、“泣き芸”を得意としていたひとりだが、「量産するようになって、いろいろインチキな技やって」と話し、眼球を塗り薬で刺激して強制的に涙を流していたこともあったそうで、「やりすぎて、医者に“失明するよ。眼球の血管がバカになってるよ”って言われて。ドクターストップがかかった」と打ち明けていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。

【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。