元モーニング娘。の加護亜依が14日、東京・渋谷ストリームホールにて、デビュー25周年を記念したワンマンライブ「加護亜依ステーション25 ~これからも止まらずに行くぜぃ~」を開催した。
モーニング娘。時代の名曲たちを披露
1999年、モーニング娘。の4期生として鮮烈に登場してから25年、37歳になった加護亜依。ライブの幕開けは、懐かしの「ブギートレイン’03」。軽快なビートとともに、会場のボルテージは一気に上昇した。続いて「恋をしちゃいました」「紅蓮華」などバラエティに富んだ選曲で、序盤から観客を惹きつけた。
その後、「Fly Me to the Moon」や「Don't Know Why」など、洋楽の名曲を加護らしい透明感のある声で聴かせるパートへとつながり、ステージの空気がしっとりとしたムードに切り替わっていった。
中盤では、MCで自身の過去に触れる場面も。「17歳の時にやらかして……でも、今こうして歌えているのは、離れずにいてくれたファンと、支えてくれた人たちのおかげです」と語ると、観客からの温かな拍手が会場を包んだ。
「立っていいよ!」の声をきっかけに、場内は一気にヒートアップ。ここから披露されたのは、かつての加護亜依を思い出させるような、モーニング娘。時代の名曲たち。「Do it! Now」「ハッピーサマーウェディング」「恋愛レボリューション21」「ザ☆ピース!」を届けた。
アンコールで「ミニモニ。テレフォン!リンリンリン」
アンコールでは、ミニモニ。時代の楽曲「ミニモニ。テレフォン!リンリンリン」を披露。当時のように、軽やかに、笑顔でジャンケンをしながらステージを駆け回る姿に、ファンからは歓声と拍手が巻き起こった。
そしてラストは、「ここにいるぜぇ!」。迷いながらも、今ここにいる。そんな加護の今を象徴するようなエンディングだった。
最後、加護はマイクを握りしめて「25年間、いろんなことがあったけど…今が一番好き。やっと、そう言えるようになりました」と語っていた。