俳優の梅沢富美男が主演を務める、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『浅草ラスボスおばあちゃん』(7月5日スタート 毎週土曜23:40~24:35)の追加キャストが5日、発表された。

堀田茜

堀田茜ら、『浅草ラスボスおばあちゃん』追加キャスト発表

松子(梅沢富美男)に振り回されながらも少しずつ心を開いていく区役所職員・森野礼役に堀田茜、人との関わりを避けながら自分の道を行く動画クリエイター・花村すみれ役に朝日奈央、松子の50年来の親友で老舗土産物店の先代店主・梅子役に研ナオコ、梅子と同じく松子の親友として浅草でバーのママを営む竹子役に浅丘ルリ子が決定した。そのほか、堀井新太、阿部亮平、石川翔鈴、絃瀬聡一、長田光平、遊井亮子ら個性豊かなキャストが集まり、『浅草ラスボスおばあちゃん』をさらに盛り上げる。

堀田茜、朝日奈央、研ナオコのコメントは以下の通り。

堀田茜

礼は笑うことが苦手で、「こうあるべき」と捉えがちな不器用でとっつきにくい女の子ですが、梅沢富美男さん演じる松子おばあちゃんの粋でパワフルな人柄に、次第に心を開いていきます。松子おばあちゃんを梅沢さんが演じると伺った時は、それだけで面白いお話になりそうだとワクワクしましたし、実際に現場でお会いすると、役としてではなく本当に松子おばあちゃんがいるようでとても驚かされました。人情味あふれる松子おばあちゃんの熱量がこもった言葉は、どの世代の方にも考えさせられるものがあると思います。実際に下町で撮影する映像からも温かい空気感が伝わると嬉しいです。ぜひ楽しみにしていてください!

朝日奈央

私が演じさせていただく花村すみれは、真っ直ぐで熱いハートの持ち主です。相手に思っている事をストレートに伝えてしまうので、煙たがられてしまう時もあれば、誰かの背中を押すこともあります。礼とぶつかったり松子さんの温かい言葉に素直になれなかったり、見ていてハラハラするシーンもありますが、私自身すみれの言葉にハッとさせられる事もありました。シェアハウスのメンバーと一緒の時間を過ごしてどう変化していくのか、是非見守ってほしいです!

研ナオコ

梅沢富美男さんとはここ数年、舞台でずっと一緒でしたが、今回は梅沢さん主演の連続ドラマと聞き、何役かも聞かずに快諾させていただきました(笑)。浅丘ルリ子さんとの共演はもちろん初めてです。憧れの女優さんですから共演できる事を楽しみにしています。けど「大丈夫かなぁ……」(笑)。梅沢さんと浅丘さんと私の3人が若い人達とのチグハグな交流から人の成長を見守るお節介人情ドラマ「浅草ラスボスおばあちゃん」。思いっきりお節介やかせていただきます! 私は、新しいことに挑戦していくことは、年齢関係ないといつも思っているので、またまた新しいおばあちゃんで頑張ります! 私たち同世代の皆さんを元気付けられる作品になるといいですね。

(C)東海テレビ

【編集部MEMO】
梅沢富美男が演じる日向松子(ひなた まつこ)は、浅草のアパートで50年以上、ひとり暮らしをしてきた庶民派の女性。仲間の竹子、梅子とは腐れ縁だが、家族はいない。浅草には多くの人脈があり、街の裏も表もよく知るが、実は岐阜・飛騨高山の出身。20代の頃に訳あって家を出てから、浅草のアパートで暮らしてきた。アパートの住人たちは松子を温かく受け入れてくれた。家族のように醤油の貸し借りができる、長屋のような居心地の良い場所だったが、老朽化が進み取り壊しが決定。いつのまにか住人は松子だけに……。「50年以上、笑った思い出も泣いた思い出も全部ここにある」古くなり見放されたアパートと今の自分を重ね合わせ、思い出のある場所から出ていくことに抵抗していたが、高齢者の孤独死が増える社会で「最期をひとりで迎える」かもしれないことに、心の奥に孤独感も抱えている。