ロッテは6月28日・29日の2日間、「ビックリマン×MUSASHI個展 聖魔アートの世界」をART BORN HIROSHIMA(広島市中区)で開催する。
ビックリマン悪魔VS天使シリーズ40周年
1977年に発売されたビックリマンは、「人を驚かせ、ビックリさせる」というコンセプトのもと生まれた。当時からおまけのシールが封入されており、発売当初は「どっきりシール」と呼ばれる「電気コンセント」や「こぼれたインキ」など、子どものいたずら心をくすぐるような写実的なイラストのシールであった。1985年に発売された「悪魔VS天使シリーズ」は、スーパーゼウスをはじめとするキャラクターがデザインされ、ストーリー性を持たせたりヘッドシールを入れたりしたことで収集意欲を刺激し、ピーク時には年間約4億個を販売。アニメ化・マンガ連載などで一大ブームを築いた。2025年は同シリーズの発売から40周年の記念イヤーとなる。
日本全国「悪魔VS天使計画」
40周年を記念し、現代アーティストMUSASHI氏との特別コラボレーション企画を開催する。本アート展は、2025年6月28日・29日の2日間、広島市内にて巡回をスタートする。開催時間は11時~18時(最終受付17時30分)、入場料は無料である。
全国6カ所を巡回予定であり、悪魔と天使のヘッドキャラクターをそれぞれ3カ所ずつ展開する計画である。広島開催に続き、2025年8月には関西地方の某都市(悪魔ヘッドキャラクター)、10月には九州地方の某都市(悪魔ヘッドキャラクター)での開催が予定されている。さらに、12月には東北地方の某都市(天使ヘッドキャラクター)、2026年2月には関東地方の某都市(天使ヘッドキャラクター)、そして3月は「乞うご期待」(天使ヘッドキャラクター)となっている。6カ所すべて違うキャラクターのイラストを展示予定であり、巡回スケジュールは変更となる可能性がある。
本アート展のテーマは「日本各地で、『あの頃の熱狂』再沸騰!」。日本列島の東西を悪魔VS天使の対決に見立て、西日本3カ所は悪魔ヘッドキャラクター、東日本3カ所は天使ヘッドキャラクターで構成されている。このような取り組みはビックリマン史上初挑戦となる。
さらに、会場では本イベントのためにMUSASHI氏がビックリマンをリスペクトして描き下ろした「広島限定ヘッドキャラクター」が初公開され、次回の巡回に関する情報も来場者限定で先行公開される。
ビックリマン史上初の"丸型"ビックリマン
限定「丸型BIGビックリマンカード」(全6種※1都市1デザイン)が各日500枚、計1,000枚配布される。配布は先着順で、なくなり次第終了となる。
さらに、会場で配布される抽選券により、後日抽選で全国500名に"キラ仕様の特別BIGビックリマンカード"が当たるチャンスが用意されている。当選方法や応募受付の詳細は、イベント終了後に公式サイトで発表される予定である。
MUSASHI氏が語る、本アート展への想いや見どころ
MUSASHI氏は、現代アートシーンで注目を集めるアーティストで、伝統的な技法と現代的な感性を融合させた作品で知られている。本展では、往年のビックリマンキャラクターたちを、MUSASHI氏ならではの色彩と構図で再構築。ビックリマンファンはもちろん、アートファンにとっても新たな魅力を発見できる展示となっている。
— ビックリマン史上初の丸型にしたビックリマンカードに込めた想いとは?
「ロッテさんと共にアートで全国を巡り、地域に彩りを届けたい。今回、ビックリマンにとって初の試みとなる丸いカードには『丸い形で物事を丸く収める』、平和や調和の想いが込められてます。今回のイベントを通じて皆の希望や笑顔、そして繋がりが生まれれば最高です!」
— 本アート展へのデザインの想いや見どころとは?
「正直、僕の年齢ではビックリマンの「あの熱狂」を直接は知らないのですが、僕なりに当時の熱狂を再解釈しアートを製作しました。丸いカードに込められた想いの調和と共に世代を超えて多くの方に楽しんでもらえたら嬉しく思います」