元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が20日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【好調】DeNAが復調! セリーグの中でも厄介なチームに! でも実は◯◯が足りない…? DeNAの復調について語ります!」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAに欲しい“もう1ピース”について語った。

三浦大輔監督

高木豊氏、DeNAに「左ピッチャーがもう1枚欲しい」

動画公開日の20日終了時点は、20勝17敗3分で3位だったDeNA。自慢の打線は打率.232ながらも、防御率が2.55で、特に先発陣が奮闘していた。

この時点でのAクラス浮上について、高木氏は「ちょっと遅いぐらいだけどさ、やっと打線が活発化したな」「それまでピッチャーがずっと頑張っていて、ピッチャー素晴らしいな」と述べながら、「ケイの変わり方(はすごい)」「ジャクソンなんかちょっと打ったら勝つけどね、簡単に」「バウアーはそこそことしても、東。自分たちの流れに持っていくような力投、あれはちょっとすごいな」と、先発陣を手放しで称賛する。

もっとも、そんな投手陣にも不足するピースはまだあるようで、高木氏は「あとはやっぱり、左ピッチャーがもう1枚欲しいな」とコメント。森藤恵美の「中継ぎでっていうことですよね?」との問いに高木氏はうなずき、17日のヤクルト戦にて、5-3とリードした7回に、坂本裕哉が茂木栄五郎に5号3ランを浴び逆転されたシーンに言及することに。

高木氏は「茂木に坂本が打たれた時に、三浦監督の表情こんなん(落ち込む)になってたけど、そうなるわな。良かれと思って、逆に出るとね」「その中で選択肢があるといいな。坂本なのか、クエスチョンマークの左ピッチャーなのか。1択しかないからな。だから、もう1人ぐらいいてくれると、ちょっと磐石になってくる」と、左の中継ぎの選択肢が増えると、より強いチームになると分析していた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。