『仮面ライダークウガ』放送25周年を記念した展覧会、「超クウガ展」の新情報として、同作に登場する「バラのタトゥの女 ラ・バルバ・デ」の怪人体を新規に制作することが、5月24日に解禁された。

今回の解禁では、超シルエットビジュアルと題された1枚が公開され、実際のその姿は、「超クウガ展」内で立像として、披露される予定だ。

今回新規に怪人体が制作される「バラのタトゥの女 ラ・バルバ・デ」は、『仮面ライダークウガ』に登場する敵組織「グロンギ」でリーダー的存在であると同時に、一際はミステリアスな雰囲気を醸し出していたキャラクター。七森美江が演じた。多くのグロンギが「人間体」と「怪人体」と二つの姿で登場していたが、「バラのタトゥの女」だけは初登場から一貫して「人間体」のみで登場しEPISODE3で腕のみ変身、2000年放送当時から「怪人体」はいつ登場するのか、どんな姿をしているのかファンの間で物議を醸し出していた。結果、最終回までその「真の姿」は未登場に終わり、25年を経た今日に至るまでベールに包まれている。

その背景には、当時怪人デザインを担当していた一人であるPLEXの青木哲也氏によるデザイン案は何点も描かれていたものの、「高貴なバラの怪人のデザインを決め込むのは非常に難しい」という番組プロデューサーの高寺氏の判断から、その登場が見送られていた。今回の「超クウガ展」の特別企画のひとつとして「未登場グロンギ怪人の立像展示」が提案され、25年振りに「ラ・バルバ・デの立像化」が動き出すこととなったという。

当時と同じ手法で青木氏、髙寺氏を中心に作業が行われ、約1年に渡る試行錯誤を経て制作された。デザイナーの青木氏は、「25年の時を経て「バルバのデザインを是非!」という、まさかのお話を高寺Pからいただいたのが去年、年の瀬も押し迫った頃。それからというもの一体何度高寺Pとやりとりしたことか。しかしながら大幹部であり特別な存在でもあるバルバ様であればこそ簡単であって良いわけがないのだ。遂には「低俗なリント、私はやすくないのよ」と、七森様の声で聞こえてくる始末。そんなバルバ様が遂に実体化して降臨なされます!この歴史的瞬間に一デザイナーとして参加させていただいたこと、大変感謝しております。」とコメントを寄せている。

『超クウガ展』の開催日程は6月14日~7月6日(※休館日なし)、平日12:00~20:00、休日(土日)10:00~20:00(最終入場は閉場時間の60分前まで)。場所は東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)(東京都文京区後楽1-3-61)、チケットは前売券(日時指定券・通常券)が一般(18歳以上)2,800円、U-18(17歳以下)2,300円。当日券(日時指定券・通常券)が一般(18歳以上)3,000円、U-18(17歳以下)2,500円。全券種音声ガイド付き。

日時指定券の対象日程は6月14日、15日、21日、22日、28日、29日、7月5日、6日。通常券の対象日程は6月16日、17日、18日、19日、20日、23日、24日、25日、26日、27日、30日、7月1日、2日、3日、4日。

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