5月13日に配信がスタートしたNetflixコメディ『罵倒村』に出演しているお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣にインタビューし、番組出演の感想を聞いた。

  • Netflixコメディ『罵倒村』に出演する西野亮廣

    Netflixコメディ『罵倒村』に出演する西野亮廣

『罵倒村』で罵倒を浴びせる側から罵倒される側に

「NOBROCK TV」で総再生回数1500万回を超えた人気企画「罵倒村」が、Netflixでパワーアップして配信。MCに東野幸治と森香澄を迎え、芸人たちが呪われた村で容赦ない罵倒に耐え抜く罵倒デスゲームが繰り広げられる。

罵倒されるのは渡部建(アンジャッシュ)、渡辺隆(錦鯉)、長谷川忍(シソンヌ)、津田篤宏(ダイアン)、屋敷裕政(ニューヨーク)、すがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん)、高野正成(きしたかの)ら。教団の教祖役で罵倒を浴びせる側として登場する西野亮廣(キングコング)も途中から罵倒される側に加わる。

マイナビニュースでは、渡部、西野、みりちゃむ、佐久間氏が出演する同番組の「アフター感謝祭」(5月17日よりYouTubeにて配信)の収録を取材し、その後、4人へのインタビューを実施した。

西野に、罵倒された心境を尋ねると「嫌ですよ。まず嫌なんですけど」と率直な思いを述べた上で、「考えてみると僕らは知らない間にヘイトを集めてしまっている。『ゴッドタン』でぐちゃぐちゃにされたときに視聴者の方に『気に入った』と言われて、あれでチャラにしてもらっているなと思います。なんでそんな儀式をしなきゃいけないんだと思いますが、それで気に入っていただけるということで、カルマを清算する時間になっています」と、いじられることで視聴者に受け入れてもらえている部分があると分析する。

なぜヘイトを集めてしまうのか。西野は「それがわかってないから生み続けているんです。生きていたらなぜかヘイトが集まってしまって」と肩をすくめる。

渡部建&西野亮廣、以前は「いじってもらえなかった」

もともとは“いじられキャラ”ではなかった渡部と西野。渡部は「いじられたくないというか、いじってもらえなかった」と振り返り、西野も「確かにいじってもらえなかった」と頷く。

その理由について佐久間氏は「お笑いじゃない分野で結果を出している人をお笑いでいじるんだったら、ウケないと申し訳ないというか、その勇気がないといじれない。他の場所で頑張っている人だから。いじってスベらせたら呼んでいる意味がないということで、いじるのは緊張するというのはあったと思います」と推測した。

近年、佐久間氏の企画などでいじられることが増え、笑いを生んでいる2人。西野は「自分では笑いを生んでいるつもりは一切ないです」と言い、「『ゴッドタン』に出演させていただいたときも、僕は『やめろ』とか『やめて』しか言ってなくて。ただやられているだけなので、笑いを生んでいるという自覚はないです」と語る。

ブロードウェイミュージカルで共同プロデューサーを務めるなど、海外でも活躍している西野。『罵倒村』でいじられている姿は海外には知られたくないそうで、「こういう目に遭っているというのは、海外には必死に隠しています。ここだけにしていただきたい」と話していた。