元乃木坂46で女優の生田絵梨花が15日、東京・渋谷のNHKで行われた特集ドラマ『天城越え』(BS 6月14日21:00~22:29)の取材会に出席した。

  • 特集ドラマ『天城越え』取材会に出席した生田絵梨花

    特集ドラマ『天城越え』取材会に出席した生田絵梨花

松本清張の名作『天城越え』を映像化した本作は、「色あせない記憶の尊さ」そして「永遠に消えない贖罪」を描くミステリー。生田が演じる主人公の大塚ハナは、伊豆・修善寺の遊郭にいた遊女で、殺人容疑で捕まってしまうという役どころだ。

生田は「本格的な時代劇は初挑戦だったのですが、それが遊女という役どころで、私に務まるかなとか、撮影しながらもすごくスリリングな体験をさせていただいたなと思っています」と語る。

続けて、「当時の遊女の方たちはどういう生活をしていたのかなとか、どういう時代だったのかなと調べたり、実際に天城トンネルにも行って裸足で歩いたり、そういう経験をしているうちに、もしかしたら自分もこの時代に生まれていたら同じような選択をしていたかもなとか、自分事としてハナを生きることができたんじゃないかなと思っています」と役作りについて説明した。

演じたハナは美しく華やかな外見だが、負けん気の強い女性。撮影前に一番心配だったは「荒々しい部分」だったと言い、「実生活だとあそこまで出すことがないので心配していたんですけど、お芝居とはいえ雑に扱われたり、きつい眼差しを見たりしたら自然とそれに食らいついていくような、荒々しさを引っ張り出してもらえたのかなと思います」と語った。

アクションシーンのような激しいシーンも。「アクションの指導の方もいらっしゃったので念入りにリハーサルもして、建物を一周駆け回るみたいなことをしながら、馬乗りになったり、叫んだり、そういうこともこの作品で初めてやって、大変でしたけどすごく面白かったです。やっているときは必死でした」と振り返り、「全身筋肉痛でした」と笑った。

(C)NHK