今や、ドラマや映画の世界に欠かせない存在となっている、人気アニメや漫画を原作とした実写化作品。『DEATH NOTE』、『ALWAYS 三丁目の夕日』、『テルマエ・ロマエ』、『銀魂』など、原作の良さを大切にし、実写化ならではの魅力を発揮した作品の数々は、多くの人に感動や笑いを与えてきました。また、2012年から全5作が公開された『るろうに剣心』や2019年から全4作が公開された『キングダム』など、高い人気を得た作品はシリーズ化され長く親しまれています。
そこで今回は、「実写化して欲しい漫画・アニメ」について、マイナビニュース会員315人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。
実写化して欲しい漫画・アニメランキング
これまで実写化されたことのない作品から、「実写化して欲しい漫画・アニメ」をマイナビニュース会員315人に聞きました。(自由回答から集計)
- 1位:鬼滅の刃(24票)
- 2位:ドラえもん(18票)
- 3位:SLAM DUNK(スラムダンク)(17票)
- 4位:名探偵コナン(11票)
- 5位:HUNTER×HUNTER(9票)
- 5位:NARUTO(9票)
- 5位:クレヨンしんちゃん(9票)
- 8位:呪術廻戦(8票)
- 8位:SPY×FAMILY(8票)
- 10位:葬送のフリーレン(6票)
- 10位:キン肉マン(6票)
また、1位から10位までをアンケートのコメントと合わせてご紹介します。
1位:鬼滅の刃(24票)
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出典:amazon
「実写化して欲しい漫画・アニメ」第1位に選ばれたのは、『週刊少年ジャンプ』にて2016年から2020年まで連載された吾峠呼世晴の人気漫画『鬼滅の刃』でした。同作は、妹を鬼にされた少年・竈門炭治郎を主人公に、鬼と鬼を狩る「鬼殺隊」の戦いを描いた和風剣戟譚。単行本の累計発行部数は1巻〜23巻で1億5000万部を突破しており、舞台、ゲーム、イベントなどメディアミックスも盛んに行われています。
また、2019年にはアニメ化がスタートし、これまでにテレビアニメ『無竈門炭治郎 立志編』(2019年)、『無限列車編』(2021年)、『遊郭編』(2021年)、『刀鍛冶の里編』(2023年)、『柱稽古編』(2024年)を放送。さらに劇場アニメである『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は日本歴代興行収入第1位を記録する大ヒット作品となりました。2025年7月からは、『柱稽古編』の続編となる『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が3部作で公開される予定です。
アンケートでは「アクションシーンを見てみたい」「あのカッコいい殺陣を実写で見てみたい」など、"和風剣戟譚"ならではの戦闘シーンに期待する声が多数寄せられていました。さらに「誰がどの柱をやるのか想像するのも楽しい」「日本は時代劇を作り慣れているので上手く作れそう」といった意見もあります。
ユーザーコメント
- アクションシーンを見てみたいから(40代男性)
- アクションだけでなく心理描写を楽しめそうだから。(40代女性)
- 魅力的なキャラクターが多く、誰がどの柱をやるのか想像するのも楽しいから。(40代男性)
- あのカッコ良い殺陣を実写で見てみたい(30代男性)
- 自分の好きな漫画なのはもちろんですが、漫画やアニメの実写化は上手くいかないことが多いですが、鬼滅の刃なら日本なら時代劇を作り慣れていると思うので上手く作れそうだと思うからです。迫力のある鬼滅の刃の戦闘シーンなどが実写化された作品を見て見たいです。(40代男性)
2位:ドラえもん(18票)
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出典:amazon
2位には、1969年に連載がスタートした藤子・F・不二雄による国民的漫画『ドラえもん』が選ばれました。同作は、22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、勉強もスポーツも苦手な少年・野比のび太が繰り広げる日常を描いた作品。海外でもアジアを中心に高い人気を誇っており、2020年には全世界累計発行部数3億部を記録しました。テレビアニメも2025年に45周年を迎え、長寿番組として世代を超えて愛されています。
アンケートでは「世代を超えて愛されている作品だから」「新たなストーリーが期待できる」「不動の名作だから」など、これまで長く愛されてきた作品ならではのコメントが多数寄せられました。また「実写化で秘密道具を見てみたい」「全く想像がつかないので見てみたい」という声もあります。
ユーザーコメント
- 秘密道具を見たい(20代男性)
- 新たな面白いストーリーが期待できるから(40代男性)
- 不動の名作だと思うためです。(30代女性)
- いろいろな世代に愛される作品だから。キャラクターが個性的なので、面白いと思うから。(40代女性)
- どんなものになるか、全く想像がつかないので見てみたいと思った。(30代男性)
3位:SLAM DUNK(スラムダンク)(17票)
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出典:amazon
3位には、『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1996年まで連載された井上雄彦の大ヒット漫画『SLAM DUNK』がランクインしました。同作は、神奈川県の湘北高校バスケ部に入部した不良少年・桜木花道を主人公に、選手たちのバスケを通した人間的成長を描いた物語です。世界30の国と地域で出版され、世界累計発行部数は1億8500万部を突破。1993年にスタートしたテレビアニメも人気を集め、バスケを始める少年少女を増加させるなど、社会に大きな影響を与えました。
アンケートでは「実写版で臨場感を感じたい」「試合のシーンなどは迫力や臨場感がありそう」「実際にバスケをしている人が出演したら、迫力があって面白そう」など、実写化ならではのリアルな映像に期待する声が寄せられています。
ユーザーコメント
- 桜木花道や流川楓など登場人物が個性的で、サクセスストーリーが好きだし、展開が楽しみだから(40代男性)
- かっこよくて、人気がある。実写版で臨場感を感じたいため。(40代女性)
- ファンタジーとかではないので実写化もしやすいだろうし、むしろ実写化されると試合のシーンなどは迫力や臨場感などがありそうで期待できると思います。(40代男性)
- 実際にバスケをしている人が出演したら、迫力があって面白そうだから。(40代男性)
- バスケ部の友情や挫折や努力はなかなか面白くてなによりも自分が見てみたいから(40代男性)
4位:名探偵コナン(11票)
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出典:amazon
4位には、『週刊少年サンデー』で1994年から連載が続いている青山剛昌によるミステリー漫画『名探偵コナン』が選ばれました。同作は、黒ずくめの男たちに毒薬を飲まされ小学生の体になってしまった高校生探偵・工藤新一が、抜群の推理力を用いて難事件を解決する様子を描いています。2026年に30周年を迎えるテレビアニメや28年間続く劇場版アニメも国民的な人気を誇っており、2024年公開の劇場版『100万ドルの五稜星』は158億円という興行収入を記録。シリーズ歴代の最高興行収入を更新しました。
ユーザーコメント
- 実写だとどういう感じになるのか見てみたいから(30代女性)
- 江戸川コナンがどのように事件を解決していくか面白そうだから(40代男性)
5位:HUNTER×HUNTER(9票)
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出典:amazon
5位には、『週刊少年ジャンプ』で1998年より不定期に連載されている冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』がランクイン。同作は、幼い頃に別れた父とおなじ「ハンター」になることを夢見る少年・ゴン=フリークスの冒険と成長を描いた物語です。2022年にはシリーズ累計発行部数8400万部を突破。1999年と2011年のテレビアニメ化に加え、ゲーム、ミュージカルなどメディアミックスも盛んに行われており、日本のみならず全世界に熱狂的なファンを擁しています。
ユーザーコメント
- 実写化しても面白そうだから。(40代男性)
- どういう映像になるのか興味があります(40代男性)
5位:NARUTO(9票)
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出典:amazon
同じく5位には『週刊少年ジャンプ』にて1999年から2014年まで連載された岸本斉史による漫画『NARUTO』が選ばれました。同作は、落ちこぼれ忍者であるうずまきナルトが、里一番の忍者「火影」を目指し、仲間たちと様々な試練を乗り越え成長する姿を描いた物語です。2002年にはテレビアニメの放送をスタート。原作完結後もイベントやゲーム、グッズなど盛んにメディアミックスされており人気は衰えません。海外からの評価も高く、発行部数は全世界累計2億5000万部を突破しました。
ユーザーコメント
- アクションを見てみたいから(30代男性)
- 夢があるストーリーだから。(30代男性)
5位:クレヨンしんちゃん(9票)
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出典:amazon
同じく5位には、嵐を呼ぶ5歳児・野原しんのすけが巻き起こすドタバタな日常を描いた、笑いと感動のファミリー漫画『クレヨンしんちゃん』がランクインしました。1990年に『漫画アクション』で連載をスタートした同作は、アニメ化によって人気に火がつき、関連書籍を含めた全世界累計発行部数が約1億4800万部を突破。2009年に作者である臼井儀人が事故で急逝した後も、彼のスタッフにより『新クレヨンしんちゃん』として連載が続けられています。
ユーザーコメント
- いつもアニメを見ていて、どんな時でも元気をもらえるから実写化も見てみたい。(40代女性)
- 面白そうな上に、家族愛が素晴らしい。(40代男性)
8位:呪術廻戦(8票)
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出典:amazon
8位には、2018年から2024年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された芥見下々による漫画『呪術廻戦』が登場しました。同作は人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との戦いを描いた物語で、コミックス(デシタル版を含む)のシリーズ累計発行部数は1億部を突破しています。さらに、初の劇場版『劇場版 呪術廻戦 0』は全世界興行収入265億円を記録。2020年と2023年にテレビアニメ第1期、第2期が放送されたほか、2025年には『懐玉・玉折』総集編の劇場公開、加えて続編『死滅回游』の制作が決定しています。
ユーザーコメント
- アクションシーンが再現されるとカッコ良さそう(40代男性)
- アクションがカッコいいのでマーベルみたいに再現してほしい(30代男性)
8位:SPY×FAMILY(8票)
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出典:amazon
同じく8位には、2019年から『少年ジャンプ+』にて連載されている遠藤達哉による漫画『SPY×FAMILY』がランクインしました。同作はスパイの男と、殺し屋の女、超能力者の少女が仮初の家族を築き、普通の日常を過ごすために奮闘するホームコメディ。2022年にテレビアニメの放送がスタートすると、2023年には劇場アニメ、2023年にはミュージカル化され人気を博しました。2025年10月にはテレビアニメのSeason3が放送される予定です。
ユーザーコメント
- なんとなく実写化できそうだから。(40代男性)
- かっこ可愛いから(40代女性)
10位:葬送のフリーレン(6票)
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出典:amazon
10位には、2020年より『週刊少年サンデー』にて連載されている、山田鐘人(原作とアベツカサ(作画)による漫画『葬送のフリーレン』がランクイン。勇者と一緒に魔王を倒した長寿の魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々や旅路を描いた作品で、"魔王討伐後"という時系列で展開される胸に刺さる物語が反響を呼びました。コミックスは累計部数2400万部を突破しており、2023年にはテレビアニメ化。2026年1月より、テレビアニメ第2期の放送が決定しています。
ユーザーコメント
- 感動の大作だから(20代男性)
- ストーリーが魅力的だから(40代男性)
10位:キン肉マン(6票)
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出典:amazon
同じく10位には、1979年から1987年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された、漫画家・ゆでたまごの代表作『キン肉マン』がランクイン。同作は高い能力を持ちながら"ダメ超人"と揶揄される「キン肉マン」ことキン肉スグルが、敵との闘いや仲間との友情を通して成長していく姿を描いた格闘漫画です。単行本のシリーズ累計発行部数は7700万部で、連載終了後も続編やスピンオフを展開。アニメ化はもちろん、映画やゲームソフト化など幅広くメディアミックスされています。
ユーザーコメント
- 超人の表現方法に興味があるから(40代男性)
- CGふんだんに取り入れて見てみたい。(40代男性)
まとめ:原作愛を感じる実写化に期待!
「実写化してほしい漫画・アニメ」の1位は『鬼滅の刃』でした。今回のアンケートでは、ランキング全体を通して実写化のアクションシーンに期待する声が多く、戦闘シーンに力を入れていた『るろうに剣心』や『キングダム』の影響が感じられました。また、『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』、『名探偵コナン』など長寿作品の実写化については「想像できないけど見てみたい」「怖いもの見たさ」といった声も寄せられています。
今後どんな漫画やアニメが実写化され、誰が演じることになるのでしょうか。自分なりのキャストを想像しながら、それぞれの作品を楽しんでみるのもおすすめです。
調査時期: 2025年4月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計315人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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