鉄道好き・旅好き芸能人たちがさまざまな旅を楽しむBS日テレの番組『友近・礼二の妄想トレイン』(火曜日21時から放送)。5月6日は新幹線500系を特集する。俳優の西村和彦さんが、新神戸~博多間を走った500系のイベントに密着。その前日に博多入りしていたという。
美しい流線型のボディーを誇る500系は、かつて平均速度で261.8km/hをたたき出し、ギネス世界記録を樹立して話題をさらったこともある人気車両。現在は山陽新幹線「こだま」などで活躍中だが、2027年をめどに引退が決定している。
これまでの番組出演で、かなりの鉄道マニアである上に、メカ系にめっぽう強いことが判明した西村さん。今回も「500系に会うということは、神に会うということです」と、相変わらずの熱意を持って再登場する。500系が「のぞみ」として新神戸~博多間を走ったイベントの前日、独占で500系の車両を見学できることになり、早くもテンションが上がる西村さん。淡々とカメラを回すスタッフに、「どうしてみんな落ち着いてるの?」と目を丸くする。
博多総合車両所で500系と対面した西村さんは、「いやぁ、すげえなあ! まっすぐから見たらどれだけ円筒形をしているか」と、500系のフォルムに感嘆のため息を漏らす。ここで西村さんのメカ知識が炸裂し、スタジオの礼二さんはおろか、プロの作業員さえ知らない事実を次々と熱弁。「あまりにマニアックすぎる装置」を見たいと懇願する場面もあるという。
西村さんは特別に運転台にも入り、「他の新幹線の運転台とは全然違う。ホールド感がある。それだけ狭いってことです。完璧にコクピットです」と、他の車両とは一線を画す運転台を愛でる。その姿に、礼二さんも「いいなあ…」と羨望の眼差しを向ける。最後に洗浄装置を通り、翌日のイベントに向けて身を清める車両に、西村さんから詩的なひと言も。礼二さんは、「凄い想像力」と妙に感心する。
翌日、久しぶりに「のぞみ」として走る500系の勇姿をひと目見ようと、新神戸駅に大勢の鉄道ファンらが集まった。そんな中、西村さんは「博多からの回送車両に、特別に乗せてもらうという超VIP待遇」を受け、新神戸駅入線時もすでに500系の中に。スタジオの友近さんは「特別扱いしすぎ!」、礼二さんも「やりすぎたで? 西村さん」と声を上げる。
新神戸駅から博多駅まで2時間17分の旅となった500系のイベント。車内での写真展や、復活した車内販売など、「エースとしてバリバリに走っていたころを思い出させる」内容だったという。同じく引退を間近に控える「ドクターイエロー」や、別デザインの500系との横並びが実現するなどイベントならではの粋な演出も。スタジオで見守っていた礼二さんも、「これ撮りたい~!!」「これええやん! ごめん、声でかくなった」と興奮を抑えきれない。
「もう一度、東京 - 博多間をのぞみ編成で猛スピードで走って欲しい」と次なるイベント開催を熱望した礼二さんは、イベントの企画演出まで「いっちょかみ」してしまう。