• 緑川静香

――貧困生活を経験されたからこそ、精神的に強くなれたというような影響もあるのでしょうか。

たくましくなったというのはあると思いますし、食べ物がすごくおいしく感じます。食べられるだけで100点なので、おいしかったらそこから加点方式で。そして、一つ一つのことに感謝ができるという感性は、貧乏じゃなかったらここまで持てていないと思うので、貧乏生活も財産だと思えるようになりました。

――ちなみに、今はどんな生活をされていますか?

普通のマンションのワンルームに暮らしています。

――お母様のために一軒家をプレゼントしたいという夢もあるそうですね。

そうなんです。今も一軒家ですが既存のものだったので、ゼロから設計したお母さんのための家を作ってあげたいなと。まだ全然お金はないですが、育ててもらった感謝があるので。私よりもお母さんはずっと苦労してきたので、もう苦労はさせたくないんです。

――芸能界で頑張っていきたいという原動力も、お母さんの存在が大きいのでしょうか。

完全にそこですね。お母さんがいなかったら続けていないと思います。初めて『Seventeen』に載ったときにお母さんが2冊も買っていて、すごく喜んでくれているんだなと。頑張っている姿を見せられる業界なので、この世界でやっていこうとそのときに思いました。なので、お母さんを笑顔にしたいという思いが強いです。

――『どうなの会』でのご活躍をお母様も喜んでいらっしゃるのでは?

喜んでいると思います。いつも録画して見てくれているみたいなので。そのためにもこれからも頑張っていきたいと思います。

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■緑川静香
1988年6月24日生まれ、埼玉県出身。16歳のときに雑誌編集者にスカウトされ、芸能界入り。映画・舞台・ドラマを中心に女優として活動し、近年はタレントとしてパラエティでも活動中。2012年にきき酒師(日本酒ソムリエ)の資格を取得し、日本酒の魅力を発信する活動も行っている。