ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダが、きょう29日に放送されるフジテレビ系ドラマ『人事の人見』(毎週火曜21:00~)の第4話にゲスト出演する。

  • ドリアン・ロロブリジーダ

ドリアンが今作で演じるのは、サラリーマンとドラァグクイーン、2つの顔を持つ清川という役柄。かつてドリアン自身が経験した人物を演じることになる。

主人公・人見廉(松田元太)が勤める「日の出鉛筆」の第一営業部で働く清川。第一営業部は創業時からある花形部署だが、最近では人手不足が常態化しており、今月中に第一営業部の中途採用を必ず5人は採用するよう、社長から人事部へ直々の命が下った。

とはいえ、第一営業部は常に成績が求められ、選ばれし者のみが入れる部署。採用条件も厳しく、簡単に人が集まるわけがなかった。人事部一同、頭を抱える中、人見が「働いてみたい」とまさかの志願。「日の出鉛筆」では、他部署の業務を体験できる研修制度があり、人見が“初めての営業”に挑戦する。

その研修の面倒を見ることになったのが清川。人見が足を踏み入れた第一営業部の世界は、部長の激しいゲキがあちこちで飛ぶ戦場だった。そんな中、取引先から第一営業部に送られてきたとある動画に部署内は騒然。それは、清川がドラァグクイーン姿でパフォーマンスをしている映像だった。

多様性に開かれた社会になりつつある現代で、第一営業部の部長は保守的な人間で、規律を何より重視。清川は、自ら他部署への異動を人事部に願い出た。そんな中、堀愛実(松本まりか)は「多様性を学ぶ研修」を社内で行いたいと提案。その顔は、決意に満ちた表情で、部長に対して柄にもなく熱く意見する堀。そこにはどんな背景があるのか。そして、第一営業部で働く人見にも、何か考えがあるようで…。

ドリアンは、高校時代にドラァグクイーンの存在を知り、2006年に自らもドラァグクイーンとして本格的な活動をスタート。その後、化粧品メーカーに入社し、紆余曲折がありながらも、サラリーマンとして奔走する一方で、ドラァグクイーンとしても舞台に立ち続けた。2020年に会社を辞め、ドラァグクイーンの活動に専念。2023年には映画『エゴイスト』で、主人公の友人役を熱演したほか、『シティーハンター』(24年、Netflix)、ドラマ『Shrink-精神科医ヨワイ-』(同年、NHK)など数々の作品に出演した。化粧を落とした素顔での活動も行い、恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』(24年、Netflix)でMC務めるなど幅広く活動している。

今作でドリアンはゴールデン帯ドラマ、フジテレビドラマ初出演。主演の松田元太とも初共演となる。

■ドリアン・ロロブリジーダ コメント

「この度アタシが演じた“会社に内緒でドラァグクイーンをしている営業部員”という役どころは、まさに自分が会社員時代に体験していたことで、お話をいただいた当初は“当て書きをしてくれたのかしら…”と不思議に思いました(全くの偶然でしたが…笑)。そして人生初挑戦となるゴールデン帯ドラマの撮影を乗り越えられたのは、松田さんのおかげに他なりません。タフなスケジュールでも、松田さんが現場にいるだけでその場がパァっと明るくなり、全員が同じ方向を向いて頑張れる、そんな稀有な方です。松田さんとドリアンのコラボレーションの模様、一人でも多くの方にご覧いただければうれしいわぁ!ぜひご覧くださいませ」

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