鹿児島県の西部、薩摩半島のほぼ中央に位置する日置市(ひおきし)は、妙円寺詣りや流鏑馬(やぶさめ)、せっぺとべに代表される歴史的な伝統行事をはじめ、薩摩焼や優れた泉質を誇る温泉など、いにしえの情緒と安らぎに満ちた貴重な資源を数多く有するまちです。

これらの資源を活用しながら「住んでよし 訪ねてよし ふれあいあふれるまち ひおき」を目指しているのだそう。

東は県都鹿児島市に、北はいちき串木野市と薩摩川内市(さつませんだいし)に、南は南さつま市に隣接し、西は日本三大砂丘の一つ、白砂青松の吹上浜(ふきあげはま)と東シナ海に面しています。

今回紹介するのは、そんな日置市にある「湯之元温泉」に春の訪れを告げるイベント「湯之元馬頭観音馬踊り(ゆのもとばとうかんのんうまおどり)」。鈴かけ馬を先頭に、踊り連が湯之元温泉街と江口蓬莱館の間を朝から夕方まで踊り歩くのだそう。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントとふるさと納税返礼品を紹介していきます。

今回は「湯之元馬頭観音馬踊り」の詳細と、返礼品などについて調べてみました!

湯之元温泉の春の風物詩! 「湯之元馬頭観音馬踊り」について

・イベント名:湯之元馬頭観音馬踊り
・開催日時:令和7年4月13日(日) ※雨天時は4月20日に延期
・開催場所:鹿児島県日置市東市来町湯田
【神事】馬頭観音石碑前(午前8時から)
【馬踊り】湯之元温泉街→江口蓬莱館→湯之元温泉街

日置市東市来町(ひがしいちきちょう)にある湯之元地区で、春を告げるお祭りとして町民に親しまれている「湯之元馬頭観音馬踊り」。

明治25年に馬牛の供養や無病息災の祈願祭として始まり、一時途絶えた時期がありましたが、昭和23年に復活。現在は地元湯之元の有志団体「湯之元クラブ」が主催となり、毎年4月の第2日曜日に開催されています。

当日は、同地区坂之上の「馬頭観音碑前」で午前8時から神事を行い、その後、色鮮やかに着飾った鈴かけ馬と「湯之元クラブ」を中心とする踊り連が、太鼓・三味線・おはやしにのり、朝から夕方まで湯之元温泉街を踊り歩きます。

湯之元駅前の県道は歩行者天国となり、木市などの出店がならび終日賑わうそうです。

また、途中立ち寄る「江口蓬莱館」は、新鮮な魚介類や野菜、総菜などを販売している人気スポット。馬踊りを楽しんだ後は鮮度抜群の魚で舌鼓をうつもよし、江口浜を散歩するもよし、温泉で癒やされるもよし! 一日を存分に満喫できるイベントです。

自治体からのメッセージ

湯之元温泉街を華やかに踊りまわる踊り連は地元湯之元の有志団体「湯之元クラブ」が主催。太鼓・三味線・おはやしにのり、五穀豊穣と商売繁盛の願いを込めて踊ります。同日には湯之元駅前通りで木市が開催されたり抽選会もあったりと楽しめるイベントや出店もあります。ぜひこの機会に日置市東市来町湯之元へ訪れてみてください!

日置市のふるさと納税返礼品について

吹上浜にて、海産物の水揚げから加工・販売まで直営で行っている「吹上町漁業協同組合」がつくる、新鮮さが自慢の「魚の漬け」、いちご狩り専門の観光農園「片平観光農園」がつくる「不知火(しらぬい)ジャム」を紹介します。どちらも日置市の中で人気を誇る返礼品なのだとか。

地元で獲れた地魚100%の漬け(10袋・真鯛50g×4袋+チヌ鯛70g×3袋+旬の魚70g×3袋)

・提供事業者:吹上町漁業協同組合
・日置市吹上町入来4090-4
・内容量:真鯛 50g×4袋、チヌ鯛 70g×3袋、旬の魚 70g×3袋 (10袋・計620g)
・寄附金額:1万2,000円

地魚の刺身をこいくち醤油漬けに! 吹上浜沖で獲れた天然の魚の漬けです。真鯛のほか、その時期に水揚げされた旬の魚のセットが、できたての真空パックで包装されて届きます。ヅケ丼や出汁茶漬けで食べるのがおすすめとのこと。

手造り不知火ジャム(200g×6本)

・提供事業者:片平観光農園
・鹿児島県日置市東市来町養母3017-3
・内容量:約200g×6個
・寄附金額:1万5,000円

九州で愛されるみかん「不知火」の栽培やジャムの製造と販売もしている農園で収穫。薄皮まですべて手作業で丁寧に取り除き、果実のみをじっくり煮込んだジャムです。甘みが凝縮され、不知火本来の味を楽しむことができます。


今回は鹿児島県日置市のイベント「湯之元馬頭観音馬踊り」と、返礼品を紹介しました。湯之元温泉に春を告げるお祭りは、鮮やかに着飾った鈴かけ馬や踊り連が、太鼓・三味線・おはやしにのり踊り歩く、美しさと迫力を兼ね備えています。お祭りを楽しんだ後に、グルメを味わったり、温泉を満喫したりと、まちを存分に堪能できます。ぜひ一度チェックしてみてください。