元櫻坂46で女優の菅井友香が、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演することが8日、発表された。大河ドラマ初出演で、夫・前田利家とともに歩み、支え続けた賢妻・まつを演じる。

菅井友香

大河ドラマ第65作となる『豊臣兄弟!』は、天下人・豊臣秀吉の弟・豊臣秀長が主人公。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の下剋上サクセスストーリーを、秀長の目線で描く。主人公・豊臣秀長役は仲野太賀。脚本は八津弘幸氏。

このたび、オーディションを経て出演が決定した新キャスト5人、佳久創、松本怜生、濱田龍臣、井上和(乃木坂46)、菅井友香が発表された。

菅井が演じるまつは、加賀国(石川県南部)の大名・前田利家の正室。学問や武芸に長け、夫・利家を支え、家を守るために注力した。豊臣兄弟やその家族と深くかかわり、やがて豊臣政権下で利家が秀吉を支えるようになると、まつと寧々も親密な関係を築いていく。

菅井のコメントは以下の通り。

――オーディションを経て、まつ役のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

夢であった大河ドラマへの出演のチャンスに、胸の高鳴りを感じつつ、当日は夢中でオーディションに臨みました。
お話をいただいた際は、素晴らしいチームの皆さまとご一緒できること、そして戦国時代を力強く聡明に生き抜いたまつ役を託していただけることに心から感謝し、万感胸に迫る思いでした。
台本をいただくまではまるで夢のように感じていましたが、現実であることを実感した今、安堵の気持ちと共に、新たな挑戦への高揚と緊張が入り交じった思いです。

――まつを演じるにあたっての意気込みをお願いします。

まつは、夫・前田利家の名声を支えながら、家族や家臣を守り抜いた力強い女性です。
同じ女性としても尊敬するまつとして生きられることに喜びを感じる一方で、歴代の大河ドラマにおいて主人公として描かれるなど、錚々たる役者の皆様が演じてこられた重責に、身を律する思いでおります。
人生の全てを注ぎ、学びを深めながら、芯の強いまつを真っ直ぐ演じさせていただき、「豊臣兄弟!」の世界をまつとして盛り上げられるよう、全身全霊で挑みたいと思います!

――まつにゆかりの深い石川県の皆さんに向けてメッセージをいただけると幸いです。

昨年の能登半島地震にてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
北陸に生きたまつさんは、ただ前田利家の正室というだけではなく、お互い協力し合って戦国を生き抜いた最強のパートナーだったと伺いました。
大東駿介さんが演じられる利家と共に、逞しく生き、現在においても大変な思いをされている石川県の皆様にとっても、少しでも楽しいひと時に感じていただけるよう、心を込めて演じさせていただきます。
そして、個人的にも石川県に足を運び、豊かな自然や伝統工芸、美味しい食等、数え切れない程の魅力を存分に堪能させていただきたいです。
皆様と直接お会いできる日を楽しみにしております。

【編集部MEMO】
菅井友香は1995年生まれ、東京出身。欅坂46(現・櫻坂46)の第1期生オーディションに合格、2016年にシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。グループの初代キャプテン。2022年にグループを卒業後、俳優として舞台、映像作品へ活動の場を広げる。主な出演作に、舞台『飛龍伝2020』、ドラマ『チェイサーゲームW』シリーズ、「ビジネス婚─好きになったら離婚します─」、映画『怪獣ヤロウ!』『女神降臨』など。