フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、一流のパン職人になることを夢見て上京してきた2人の若者を追った『上京物語2025~二十歳のふたり 駆け出した夢~前編』を、6日に放送する。
東京の下町にある「ラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュ」のオーナーシェフ・井上克哉さん(56)は、国内外のコンテストで数々の受賞を誇り、世界大会でも優勝したパン職人。そんなスゴ腕が作る本格的なパンがリーズナブルに味わえる店として、連日、開店前から行列ができるほどの人気店だ。
2024年春、この店の門を叩いたのが、愛知から上京してきた原さん(20)。小学生の頃からパン職人になることを目指してきた彼女は、店が販売する150種類ほどのパンを入社前に覚えてくるほどやる気に満ちていた。午前5時始業の職場で、誰よりも早く出勤し、仕事を覚える姿勢には先輩たちも一目置くほど。入社3カ月で新作メニューの開発も任されるようになった。
もう1人の新人は、愛媛から上京してきた福山さん(20)。「将来は地元でパン店を開きたい」と親の反対を押し切り、東京に来たものの、入社4カ月がたっても早起きに慣れず、遅刻ギリギリだ。パン作りの基本となる仕込み作業も満足にこなせずにいた。
日に日に広がっていく1年目の2人の差。そんな中、井上シェフの勧めで、原さんが全国のパン職人がしのぎを削るコンクールへ挑戦することになった。予選を勝ち抜き、全国大会へ出場することになる原さん。そのことを聞いた福山さんの決断は…。
大都会・東京で厳しい職人の世界に飛び込んだ、2人の夢の行方を、黒木華のナレーションで見つめていく。
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