音楽を届けたい相手として、「優しすぎる人」も挙げていたが、こっちのけんとが発するメッセージは優しさがにじみ出ていて、自身もまさに“優しすぎる人”だと感じる。実際、優しすぎて悩むことがあるからこそ、自分の活動を通じてそういった人たちが少しでも生きやすくなってほしいという思いがあるという。
「なんで僕は怒れないんだろうと思うことはあります。怒っても意味ないというか、自分が一歩引いて許してあげた方が前に進むと思うようになって、中学生頃からあまり怒ったことはないです。でも結局、自分が犠牲になってしまうというか、そういった悩みを抱えている人たちが少しでも生きやすくなるヒントになればなと思います」
そして、自分自身についても「生きやすくなったらいいですよね」とほほ笑み、「優しさがある方が絶対にいいとは思っているので、その優しさは持ちつつ、優しすぎる人はその優しさを自分に向けられないので、そこを少し自分にも向けられるように、バランスを取っていくみたいな作業は必要かなと思っています」と話していた。
■こっちのけんと
1996年6月13日生まれ、大阪府出身。大学在学中の2017年・2018年ににアマチュアアカペラ全国大会で2年連続優勝し、2019年よりYouTubeで活動を開始。2022年8月に自身初となるシングル「Tiny」を配信リリースし、2024年5月に配信リリースした6thシングル「はいよろこんで」が大ヒット。『第66回日本レコード大賞』で最優秀新人賞を受賞し、『第75回NHK紅白歌合戦』に初出場した。
1996年6月13日生まれ、大阪府出身。大学在学中の2017年・2018年ににアマチュアアカペラ全国大会で2年連続優勝し、2019年よりYouTubeで活動を開始。2022年8月に自身初となるシングル「Tiny」を配信リリースし、2024年5月に配信リリースした6thシングル「はいよろこんで」が大ヒット。『第66回日本レコード大賞』で最優秀新人賞を受賞し、『第75回NHK紅白歌合戦』に初出場した。