大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)のファンミーティングが23日、東京・渋谷のNHKホールで開催され、安田顕(平賀源内役)、中村隼人(長谷川平蔵宣以役)、風間俊介(鶴屋喜右衛門役)、水野美紀(いね役)、鉄拳(礒田湖龍斎役)が登壇した。
江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。脚本は、『おんな城主 直虎』(17)以来、8年ぶり2度目の大河ドラマとなる森下佳子氏が手掛ける。
鉄拳が演じた礒田湖龍斎は、蔦重が企画して西村屋与八(西村まさ彦)と共に出版した『雛形若菜初模様』を手がけた浮世絵師。ドラマには素顔で出演していたが、イベントにはおなじみの白塗りメイク姿で登場し、おでこには『べらぼう』の「べ」を描いた。
そして、「今日は久しぶりに新ネタを考えてきました。ネタをやるのは3年ぶりぐらいになるので失敗しても睨まないでください」と呼びかけてから、「こんな『べらぼう』は嫌だ」というネタを披露。キャストと観客から笑いと拍手が起こった。
鉄拳は、素顔でのドラマ出演に関してオファーを受けたときの心境を聞かれると「ちょっと考えたんですけど、やっぱ大河には出たいので、考えるフリをしたんですけど、心の中では絶対に出ると決めていました」と回答。
「浮世絵難しいんですけど、3カ月ぐらい前から練習をしていて、1カ月前は1日4時間ぐらい練習したんです。浮世絵を描けるようになっちゃいました」と浮世絵を習得したと言い、「今日、浮世絵を特別に描いてきました」とイベントに出演したキャストを描いた浮世絵をお披露目。キャスト陣は「すごい!」「ほしい!」と感嘆し、観客も大きな拍手を送っていた。