大分県とサンリオエンターテイメントは3月17日、大阪・関西万博の開催にあわせた観光キャンペーンを発表した。
キャンペーンの概要
本キャンペーンは、大分県とサンリオエンターテイメントが連携し、大阪・関西万博の開催にあわせて実施される。2024年12月に締結された「観光促進・地域活性化に向けた包括連携協定」に基づき、国内外からの観光客誘致の強化と地域活性化を目的としている。2025年4月13日~10月13日の大阪・関西万博開催期間中に実施される。
主な施策
第1弾として、4月13日に大分空港を万博開催期間中「大分ハローキティ空港」と愛称化し、「世界でいちばん、あたたまる空港」をコンセプトに、ハローキティをはじめとするサンリオキャラクター達が迎える。
さらに、4月13日~10月13日まで、県の観光公式SNSなどを活用し、ハーモニーランド等をインバウンド向けに情報発信する。また、8月~10月の期間には、大分空港と杵築駅、ハーモニーランドを結ぶバスの実証運行を予定している。加えて、9月には大阪・関西万博会場の大分県ブース内にハーモニーランドのブースを設置する予定。さらに10月には、「ツール・ド・九州2025」の当日イベントと連携し、PRを行う予定である。なお、来年度事業については、今後変更の可能性がある。
共同記者発表を開催
大分県庁舎本館4階貴賓室で行われた共同記者発表には、大分県知事の佐藤樹一郎氏、サンリオエンターテイメント代表取締役社長の小巻亜矢氏が出席し、観光キャンペーンの概要や、大分ハローキティ空港のロゴ発表を行った。また、ハローキティも特別ゲストとして参加し、出席者との記念撮影が実施された。
佐藤樹一郎知事は、「大分県は訪日外国人が令和6年で150万人と過去最高となりました。世界に注目される大阪万博のこの機会に、大分県の国内外に魅力を発信できればと思っています。サンリオのキャラクターパークは東京都と大分県の2箇所だけで、ハーモニーランドは、世界に発信できる魅力のある大分県の素晴らしいスポットです。本キャンペーンを通じて、大分県を訪れたい場所としてプロモーションを行うことで、とても大きな相乗効果が生まれるのではないかと期待しています」とコメント。
小巻亜矢氏は「ハーモニーランドは、1991年に大分県と協業して誕生し、多くの皆さまに支えられ、コロナ禍も乗り越えて、来年で開園35周年を迎えます。関西・大阪万博の開催にあわせ、"大分から世界へHELLO"をキーワードに、様々な施策でハーモニーランドと大分県の魅力を発信していきます。ハーモニーランドは今後、エンタメリゾート化を目指して参ります。大分県の魅力の1つとして、これからも国内外からの観光客誘致に寄与できるよう努めてまいります」と抱負を述べた。
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