もともと地上波で社会に伝えるべきメッセージを持った作品をやりたいという思いがあったという松坂。
「こういう題材を……ギリギリなワードや台詞、描写を含めたものを、地上波のドラマでできるたという実績は、自分の中ではとても大きなことだなと思いました。これがゴールとだは思っていなくて、そういったメッセージ性とエンタメ性を融合させて、視聴者の方にお届けするということを続けていきたいなと改めて思いました」
「もし『御上先生』のシーズン2が放送されるなら」という話になると、松坂は「同じ世界線の御上じゃない人が主人公の方がいいと思います」と提案する。
「御上は文科省と学校でのことで問題提起をしましたが、今度は同じ世界線の、例えば、神崎が大人になって、報道というところでの問題提起をするのか、違う登場人物が違う現場で問題提起をする方が面白いんじゃないかなと思います」
最後に、16日放送の第9話について「1話から布石を打ってきたものが9話で明かされ、謎のヤマトタケルという人物がいったい誰なのかというのもついに明かされます」と予告。
本作について御上の学校の軸、神崎拓斗(奥平大兼)と冴島悠子(常盤貴子)の軸、槙野恭介(岡田将生)の官僚の軸という、3つの軸があると言い、「3つの軸が1つになるような回になります。そうなることで最終的にどういう終着点を迎えるのか、ぜひ皆さんで見届けてほしいですし、なぜ御上先生のクラスが29人という数字なのかというのも踏まえて考えていただけたらなと思います」と視聴者にメッセージを送った。
1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。2009年に『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー。その後、映画、ドラマ、舞台など多数出演。『孤狼の血』シリーズで第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、第45回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『新聞記者』(19)で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『流浪の月』『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23)、『スオミの話をしよう』(24)、『雪の花 ―ともに在りて―』(25)、ドラマ『VIVANT』(23)など。映画『父と僕の終わらない歌』が5月23日に、『フロントライン』が6月13日公開予定。2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』で主演を務める。
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