タレントの須田亜香里が2月19日、最新写真集『pluie(プリュイ)』(3,960円 A4正寸/128ページ 講談社)を発売した。7年ぶりの写真集を制作する上で大切にしていたことや、デビュー15周年を迎えて感じることについて話を聞いた。
叶えたいことリストに入れていた写真集発売
――イベント前にお時間を頂戴し、ありがとうございます。
全然! 今、一番かわいい状態なので(笑)!
――イベント前にお時間をいただいた幸せを噛みしめます……! まず、7年ぶりの写真集発売が決まった時の気持ちを教えていただけますか?
去年の11月にデビュー15周年を迎えて、このタイミングで写真集を出すことを、叶えたいことリストに入れていたので、その目標が叶ったことがとてもうれしかったです。
――写真集という形を選んだことにも理由があったのでしょうか?
また何年後に何を感じるかは分からないんですけど、現状の33歳の自分としては、写真集って何歳になっても出せるものじゃないだろうなと思っていて。例えば、まだ全く予定はないけど、結婚や出産などがあれば、写真集は遠のくかもしれない。自分自身、文章を書くのは、20代前半で書けることと30代になって書けることが変わっていて、年齢を重ねることで書けることが増えていることを身をもって感じてるけど、体や肌を見せるのは、自分がいい状態だと思える今ならではだなと。
――アイドル時代はもちろん、グループを卒業されてから、また違う魅力を放たれている印象が須田さんにはあって。
うれしい。
――だから、年齢やライフスタイルの変化を経ても、写真集を見たい人も多いと思うんです。でも、ご自身のモチベーションは今が最高のときだったと。
そうですね。今が最高だと言えるからこそ、写真集を届ける自信が自分の中で出たのかなと思います。
タイトル『pluie』に込めた思い
――撮影は石垣島で行われたそうですね。
初めての石垣島だったので、新鮮さを素直に味わいながらの撮影でした。空も海もキレイ、空気がいい、八重山そばがおいしい! とか(笑)。充実感や全部の感情が写真集にいい形で表れていると思います。
――タイトルは『pluie』。フランス語で「雨」を意味する言葉だとか。
私、普段から本当に晴れ女で、石垣島でもずっと晴れが続いて、天気には恵まれたんです。でも、最後の最後だけお天気雨が降って。その時、すごく特別な雨だなというふうに感じたんですよね。私、自分のことをラッキーな人間だと思ってて、何があっても結局は全部いい方向に転んだなと思える生き方ができてるんです。
――というと?
もちろん、それは周りの方々のおかげだったり、いろんな人のパワーをもらえたことが大きいんですけど、そういう幸せを感じられる自分のことが好きだなと。悪いことがあっても、最終的にはいいことで収まったと思える人生だからこそ、今回も雨が降ってラッキーだったな、晴れだけじゃなくて、いろんな天気で自分を見せられたことも良かったなと思ったので、『pluie』というタイトルにしました。
――そんな思いも込められていたんですね。語感が良くてオシャレなタイトルだと思っていましたが、ますます素敵な響きで聞こえるようになりました。
ありがとうございます。
自分の理想と制作チームの提案がマッチ
――発売前に「大胆な露出も遊び心で攻めているところがお気に入り」とコメントされていましたが、このあたりの撮影はいかがでしたか?
全体的に大胆なところも多いんですけど、撮影中に「やりすぎてるな」って一度も感じなかったんです。20代の頃や初めてグラビアをやった頃は、セクシーな撮影のときに、こんなことしていいのかな……? と我に返ってしまったり、どこか後ろめたさを感じることがあって。でも今回は、人からの見え方を全然気にしなかった。
――それはなぜでしょう?
カメラマンさんとコーディネーターさん以外は全員女性っていう、女性比率の高い現場で、みんなで「これキレイだね」と言いながら、美しさを追求していける感じがして、安心感があったのかな。自分で見ても、「あらまあ!」って思わず言葉に出したくなるようなカットもあるんですけど(笑)。