リクスタは3月12日、「2025年ユーザーが選んだベスト・オブ・お城」を発表した。調査は2025年1月9日~1月23日、アプリ「戦国村を作ろう!」「戦国村を作ろう2」「戦国村を作ろう3」「戦国鷹狩」「戦国クイズ」のユーザーに好きなお城を投票してもらい、同社委員会の厳正な審査を経てランキングが作成された。なお、票数が同数の場合は、「お城がいいねWeb・アプリにおける2024年の年間総アクセス数」が多いお城を上位としている。
2025年ユーザーが選んだベスト・オブ・お城
第1位は、滋賀県近江八幡市にある城址「安土城(あづちじょう)」だった。投票数は22票(全体の約11%)。「2025年ユーザーが選んだベスト・オブ・戦国武将」で第1位に輝いた「織田 信長(おだ のぶなが)」の居城。「本能寺の変」の13日後に原因不明の火災で焼失したとされるお城であり、現在は城址として遺構が残っている。その為、「幻の城だから」「ロマンがあるから」という声が多く見られた。
第2位には、世界遺産としても知られる「姫路城(ひめじじょう)」がランクイン。「白く美しいから」といった感想が多く見られた。純白のお城の外観が強く印象として残っている人も多いようだ。一方で、「美しさと強さを兼ね備えた」「どの門を見ても恐ろしい仕掛けがしてあるところ」などのお城の防備性能に関する理由も見られた。
第3位は、後北条氏の居城「小田原城(おだわらじょう)」がランクインした。「豊臣 秀吉(とよとみ ひでよし)」の行った小田原征伐で開城されるまで、攻め落とされなかった難攻不落のお城の1つ。その事もあり、「上杉謙信の猛攻にも耐えた」「実績として最強の城郭」とお城の強固さを語るコメントが寄せられた。
第5位は、大阪府大阪市の「大坂城(おおさかじょう)」。豊臣家の栄華の象徴でもあるお城。「まさに天下人の城」「壮大だから」「派手」などの声があがった。
第8位は、真田氏の居城「上田城(うえだじょう)」。「2度にわたり徳川の大軍を撃退した」「大金星の城」などの声がみられた。上田合戦において「真田 昌幸(さなだ まさゆき)」が、徳川軍の侵攻を阻んだエピソードが印象深いようだ。
第9位は、岐阜県岐阜市の「岐阜城(ぎふじょう)」。斎藤氏や織田信長の居城として知られ、かつては「稲葉山城」とも称されていた。「天下布武第一歩」「信長のイメージがある」など第1位「安土城」と同じく信長に関連する意見もみられた。
投票者の傾向
第1位に輝いた「安土城」の投票22件の内、ベスト・オブ・戦国武将にて「織田 信長」に投票したユーザーの投票が半数の11件みられた。コメントにも「織田信長の城だから」「信長のお城が好き」「織田家」などが寄せられている。その他、第6位「熊本城」に「加藤 清正(かとう きよまさ)」、第8位「上田城」には「真田 幸村(さなだ ゆきむら)」など、ベスト・オブ・戦国武将にて投票した武将に関連する事を理由として挙げている票も多く見られた。また、「地元なので贔屓です」「熊本県出身なので」といった、地元にある事を理由にした投票が昨年と同じく24票(約12%)見られた。他には、「実際に見て感動した」「行った事があってきれいだった」などの、実際に自分で訪れてみてよかったという意見が15票(7%)あった。