千寿製薬と第一三共ヘルスケアから、目薬「マイティア」の新商品「マイティア ルミファイ」が発売される。一滴さすだけで、充血のないクリアな瞳になる「日本初」の目薬だという。万年充血状態の筆者のような目でも果たして効果があるのか?  気になっていたところ、一足早く入手に成功!

発売予定の2025年3月14日に先駆け、「マイティア ルミファイ」を使ってみた率直な感想をお伝えしたい。

■目の充血、気にしたことありますか?

「充血」と聞いて、どんなことをイメージするだろうか? 朝起きた時に鏡をのぞいて「うわ~目が血走ってる……昨日夜更かししすぎたな」ってゲンナリしたりとか、職場で同僚に「すごく疲れてそうだけど……大丈夫?」って心配されたとか。誰にも思い当たる節はありそうだけれど、実際のところそこまでひどく気にしてはいなかった、という人が多いのではないだろうか。

自慢ではないが、職業柄「寝不足」や「不規則な生活」とは常に隣り合わせといった生活スタイルを送っている筆者も、今回この商品がリリースされるという情報に触れるまで「目の充血」なんて考えたこともなかった。マイナビ編集部の編集者Oに「ぜひ試してみてください!」と言われて、「でも正直、気になったこともないしな。視力が悪いだけで、私の目、意外と健康なのでは?」なんて鏡をのぞいてみたら……

  • 隅々まで血管が浮き出る眼球。改めて観察すると、目も人体の一部なんだな~、としみじみ

めっちゃ充血している……!!

こんなに眼球に血管って通っているんだ!? って、むしろ人体の不思議発見くらいの勢いで、そこには太く細かくびっしりくっきり血管が。これは、「マイティア ルミファイ」のレビュアーとしては適任に違いない。

■今や現代人の誰もが充血の危険に! ? 引き起こす要因は

実は私たちは誰でも、常に目が充血しやすい状態にあるという。充血を引き起こす要因は、スマホやパソコンの長時間利用、コンタクトの装着、アイメイクや寝不足など、誰もが日々当たり前のように行っている行動。つまり、目が酷使されやすい現代において、充血は特別なことではない。一方で、痛みや強い違和感を感じたりするわけでもないので、そこまで意識されないのが実情でもある。

千寿製薬によると、全体の74%が自分の目の状態に関心があると答えた一方で、充血を意識している人は半数以下だったという調査結果もあるという(※1)。誰もが知らぬ間に、「目が血走っている」状態になっていてもおかしくないのだ。

※1 全国の20~59歳の女性400人に実施したインターネット調査より

「マイティア ルミファイ」は、そうした疾患によらない一般的に想起される充血(「結膜充血」)を緩和させてくれる。結膜充血は目の疲れや炎症などの原因によって、結膜の血管が拡張することで引き起こされるが、「マイティア ルミファイ」に含まれる「ブリモニジン酒石酸塩」は血管を収縮させる。血管を目立たなくさせることで、充血除去を促してくれるというわけだ(血管を任意に収縮させることによって細胞への酸素や栄養分などの運搬が妨げられるなどの、大きな影響はないとのこと)。

「充血除去成分」として同成分を配合したのは日本では初めてのことで、「日本初の充血除去成分を配合した目薬」なのだ。

■いざ実践! 気になる効果のほどは?

気がつかぬ内に、周囲に疲れていたり具合が悪そうな印象を与えてしまっているかもしれない。仕事やプライベートで、イメージを大事にしたい人には、充血はちょっと厄介だ。筆者も、取材や打ち合わせなど初対面の人と目を見て話す機会が多いため、できれば印象は良くしておけるに越したことはない。……ということで早速、試してみることに。

ホワイトカラーの円柱パッケージに入っている。中を開けると、説明書とともに目薬が。白一色で統一されたデザインが、白く輝く瞳を連想させて期待が高まる

この目薬は、コンタクトレンズを装着しているときには点眼NGなので、コンタクトレンズを普段から常用している人は、点眼タイミングに工夫が必要だ。日中コンタクトレンズをつけっぱなしの私は、せっかくであれば効果が最大限得られると考え、朝一番のタイミングで点眼することにした。

  • パッケージから出すと、市販の目薬の中でも小ぶりなサイズ。

点眼は、片目それぞれ位置滴ずつ。先日の発表会で正しい目薬のつけかたとして、「点眼後は、目をつむって目頭を押さえると良い」と聞いたので、その通りにしてみる。これまで目をシパシパした方が点眼薬がよく眼球に行き渡るのではないかと思ってそうしていたのだが、これは目と鼻がつながっている関係で、せっかくさした点眼薬が鼻の方に流れて行ってしまい逆効果だという。目頭を軽くおさえることで、点眼薬が目にとどまってくれるそうだ。

点眼してから数分後、鏡をのぞいて確認してみた。果たして結果は……

  • 点眼後、10分ほど

見事、血管が薄まっている!!

さすがに元々があまりに充血していたためか、隅々までしっかり真っ白に、とはいかなかった。が、あれだけ猛威を振るっていた血管がすっかりそのなりをひそめている。正直、そんな滴で変わるものかしらねと思っていたけれど、しっかり効果があった。こうして見ると、充血していない瞳は、ずいぶんスッキリと明るい印象を与えるとわかる。これは嬉しい。

また、点眼時にしみたりすることもない。目薬によっては、疲れ目へのリフレッシュ効果を狙って、目が覚めるようなツーンとするような付け心地を感じさせる仕様のものもあるが、「マイティア ルミファイ」はそうした刺激はほとんどない。あの「目薬をさしている感じ」が苦手な人も、気軽にさすことができそうだ。

■持続効果は人によって違いあり。点眼タイミングはひと工夫必要

さて、気になるのはその持続時間。3時間ほど経って鏡をのぞいてみると、朝ほどではないが幾分、赤い線が戻ってきているのが確認できた。5時間後にはもう元通り。一方、編集者Oによると、「個人的には半日は持つかな……という感じで、朝に点眼して夕方にはもう効果は感じられずという印象」とのこと。

臨床試験結果に基づくメーカーの公式見解としては、約8時間で点眼前の充血状態に戻ったということだが、効果を感じられる時間や度合いは、個人差もある他、その日のコンディションにも左右されそうだ。

  • 3時間程度経過時点

点眼に際して気をつけたいのは、この目薬はコンタクトレンズを装着している時には点眼できないということ。また、持続時間は人や条件によって異なりそうだとお伝えしたが、効果が薄くなってきたと感じた場合、4時間以上の間隔をあければ、もう一度点眼することもできる(一日の点眼回数は最大4回)。

「ここぞという1日」には、コンタクトレンズを途中で外したり、ワンデイのレンズを変えて点眼することもいいかもしれない。ちなみに、日常的に長期間常用することは推奨されていないので、やはり利用タイミングに関しては、スケジュールもセットで考えた方が良さそうだ。

■充血緩和策もセットでトライして、輝く瞳で健康ライフを

目が充血していても、強い痛みがあるわけではないし、動けないくらい疲労がたまっていたり精神的負荷がたまっているわけでもない。他の人から指摘を受けない限り、生活上で当人としてはさほど気にするきっかけも得づらい。けれど、仕事相手や友人、恋人、家族など、周りの人は、目を見て話しながら「なんだか疲れていそうだけど、大丈夫かな……」と思っているかもしれない。瞳から健康であることが伝わった方が、相手の人もいい印象を得られることには間違いない。

いずれにしても、目の充血は長時間のPCやスマートフォンの利用による目の疲れ、目の乾きなどが原因で引き起こされるもの。大前提として、睡眠を多くとって日中に酷使した目を労ったり、コンタクトレンズをつけっぱなしにしないなど、目の健康を自分でつくっていくのが一番だ。また、粘膜を保護してくれるビタミン類、とくにビタミンB2を接種することで、目の充血が改善する効果が期待できるという。ビタミンB2が多く含まれる食品は、牛・豚・鶏のレバー、うなぎ、牛乳、卵、納豆、葉野菜など。どれもコンビニでも買える身近な食材なので、日々意識的に食事に採り入れてみることは今日からでも始められる。

……とはいえ、現代を生きる私たちはスマホもPCもみる時間をそう簡単に減らすわけにも行かないし、仕事に遊びに家事に趣味に推し活にと忙しい。そんなに完璧は目指せないし、それでもやっぱり大事な時には輝いていたい。この1本が側にいてくれれば、鏡をのぞいて今日も明るく、自分にGOサインを出してあげられそうだ。