西鉄ホテルズは3月5日、2027年夏頃に「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」(福岡県福岡市)を開業することを発表した。

  • 「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」ロビーイメージ

同ホテルは、福岡国際空港が福岡空港国内線地区に開業を予定している複合施設の5階~11階を賃借し、出店するもの。現在、福岡市内で展開している「ソラリア西鉄ホテル福岡」に続き、福岡エリアで2店舗目の「SOLARIA」ブランドとなる。

  • 外観イメージ(福岡国際空港提供)

同ホテルは、アジアの玄関口とされ、天神や博多など福岡の中心地まで地下鉄で5分から11分の距離に位置する福岡空港に直結する。

  • 福岡空港国内線ターミナルビル直結

福岡市の宿泊者数は年々増加傾向にあり、2024年度も過去最多となる見通し。観光およびグローバルビジネスの拠点として高い交通利便性を有する福岡空港においても、利用者数や発着便数が伸長しており、本年3月には第2滑走路の供用開始によりさらなる利用拡大が見込まれることから、同ホテルを開設することで、早朝便利用のビジネス客や国内外の観光客の宿泊需要の取り込みを図る。

7層で構成されるホテル内には、ダブルやツインのほか、多人数での宿泊など多様なニーズに対応可能な7タイプ、全165室の客室を計画している。上層階の客室からは滑走路や飛行機を望むことができ、空港ならではの景色を楽しめる。また、5階には大浴場やサウナ、フィットネスを併設し、快適な滞在をサポートする。バスターミナルや地下鉄の駅にも直結するロケーションを活かし、観光やビジネスの拠点としてスムーズに移動できる。

  • 客室イメージ

同ホテルグループは現在、国内18店舗、海外5店舗のホテルを展開している。今後も国内外のビジネス・観光需要が高いエリアにホテルを出店することで、収益基盤の拡大ならびに西鉄ブランドの価値向上を目指していくという。