演技のみならず、音楽、映画製作、アートと幅広く活躍している女優・のん。DMM TVオリジナルドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』(2月28日独占配信スタート)では、ブラック企業のOLから殺し屋に転身する主人公・西野カナコを演じ、アクションに初挑戦した。のんにインタビューし、アクションシーンの裏話や相棒・桜井役を演じた藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)との共演について話を聞いた。

  • のん

    のん 撮影:蔦野裕

若林稔弥氏による同名の4コママンガを実写化。上司からのパワハラに耐え切れずブラック企業を退職した西野カナコは、待遇の良さに惹かれて殺し屋に転職し、隠れた才能を開花させて凄腕の殺し屋へと成長していく。奇想天外な主人公・カナコをのんが演じ、不愛想で基本「殺すぞ」しか言わないが、常にカナコを見守る殺し屋の相棒・桜井役を藤ヶ谷が演じた。

――アクションに初挑戦されましたが、この作品が決まる前から続けている運動はありますか?

20歳過ぎてからバレエを始めて、週1~2回くらいやっています。

――バレエを始めたきっかけを教えてください。

バレエをやっている友達ができて、その子に教えてもらうところから始めて、今は違う先生に教わっていますが、すごく自分に合っていたみたいで続けています。

――バレエ経験もアクションにプラスになりそうですが、いかがでしたか?

生きています。腕の伸ばし方や体の使い方、自分の細部がどう動くのかというのをバレエであらかじめ把握できていたからやり切れた部分は大きいと思います。

――バレエに加え、本作に向けてどんなトレーニングをされたのでしょうか。

撮影の半年前頃から週1くらいでピラティスをやって、インナーマッスルを鍛えて自分の軸を作るようにトレーニングしました。そして、撮影の2カ月前からアクション練習を本格的にやって、それぞれのシーンのアクションを練習しました。

  • のん

――練習の成果を発揮し、本番でキレキレのアクションを披露されています。

皆さんから「センスがいい」「筋がいい」「向いている」と言ってもらえてうれしかったです!

――アクションのやりがいを特に感じた瞬間がありましたら教えてください。

カナコが覚醒するシーンがあるんですけど、そのシーンはめちゃくちゃかっこよかったです。蹴散らしました(笑)

――演じていて快感が!?

撮影しているときは大変なんです。猛暑の中で暗殺者のフル装備でやっていたので。倉庫などで撮影していて、その中でたくさんの人たちが動き回るので、茹で上がってしまって大変でしたが、アクションチームの皆さんや藤ヶ谷先輩と、気を引き締めながらみんなで頑張って、かっこよく撮れました!

――大変だからこそ達成感がありそうですね。

達成感はすごかったですね。私がオールアップしたときにアクションチームの皆さんがお菓子にメッセージを書いてくれて、それもすごくうれしくて。そのお菓子の袋をずっと飾っています。

――どんなメッセージが書かれていたのでしょうか。

「のんさんとやれてとてもうれしかったです。これからもアクションを続けてください」と書いてくださって。これからもアクションに挑戦していきたいと思います!

――クランクアップ後、アクション練習など続けていることはありますか?

家で基礎練は続けていて、パンチやキックの反復練習をしています。基礎練をやっていると太らないので、ダイエットのためにやっています(笑)

――いつアクション作品のオファーが来ても大丈夫そうですね。

おそらく!(笑)