1年ぶりに復活する日本テレビ系バラエティ特番『世界一受けたい授業SP』が、きょう1日(19:00~)に放送される。

  • 『世界一受けたい授業SP』

今回のテーマは「ピンチを乗り越えろ!」SP。日本が抱えている危機をそれぞれのジャンルのスペシャリストとともに学ぶ。授業内容には、「AI vs 人間」「不老長寿で200歳まで生きる!?」、さらに「闇バイトの恐怖」など、現代社会の課題を取り上げる。

最初の授業は「AI vs 人間」。AIの進化によって我々の仕事がなくなるのでは? と不安になる昨今、そんなAI時代に私たち人間はどう生きるか。AI研究のパイオニア・谷口忠大京都大学教授を先生に、最新のAI事情を聞く。

十数年前に登場したAIだが、その後も進化を続け、専門知識が必要な仕事やクリエイティブな仕事など、AIにはできないのではないかと言われていたこともできるように。これには堺正章も「怖いね~」を連呼。実際なくなるかもしれない職業を見てみると、出演者に十分関係のある職業もあった。

末澤誠也(Aぇ! group)が気になるのは、ドラマでも演じたことがあるという“教師”。人対人が大切と思われる職業だが…。ここで、イギリスで注目の最先端AIロボット「Ameca」を紹介。実に表情豊かで50か国以上の言葉を話し、リアクションも即座に返すことができる。今回はトラウデン直美がAmecaと対談。いきなり「お金を簡単に稼ぐ方法は?」と下世話な質問をするが、Amecaの反応とその答えは…。さらに、堺正章やくりいむしちゅーについても聞いてみる。

長尾謙杜(なにわ男子)が気になる職業は“ミュージシャン”。イメージやキーワードを言うだけですぐに作詞・作曲・歌唱までできるAIがあるという。所要時間たったの1分で曲を作成。そして生成AIは音楽だけにとどまらず、動画制作も。

さらに話はチャットGPTに及ぶ。谷口氏いわく「機械だから心ももっていないしセンスもないと思っていたら足元をすくわれる可能性がある」。アインシュタインの新作漫才をチャットGPTで作成してもらい、スタジオで披露することに。有田哲平は「本家より面白いかもしれない」と絶賛する。

次の授業は「不老長寿で200歳まで生きる!?」。医療未来学者で医師の奥真也氏が、最先端の治療法や早期発見方法を紹介する。

まずは「歯が生える薬」。奥によると歯の平均寿命は約60年と言われていて、75歳以上では平均16本しか自分の歯がなく、80歳以上になると約3割の人が総入れ歯なのだそう。しかし、研究で永久歯の根元に第3の歯の芽があることが判明。人間の歯に似ているフェレットでは実験は成功しており、人間での治験はまだなのだが、2030年の実現を目指しているそうだ。

さらに奥氏は、「塗るだけで痩せる薬」を紹介。塗るだけで体外に脂肪が出て自然に痩せるという。スタジオは半信半疑だったが、説明を聞くと「これはほしいなあ」という声が漏れる。マウスでの実験はすでに成功しており、今年から人間の治験に入るという。

最後の授業は「闇バイトの恐怖」。犯罪ジャーナリスト・石原行雄氏によると、闇バイトは激増していて、昨年の特殊詐欺被害総額は過去最悪で約700億円を超えているという。しかも携帯電話やSNSの普及で若者が闇バイト犯罪に加担するケースが増えている。石原氏は「闇バイトに加担しない・被害に遭わない」ための4つのキーワードを紹介。それは「今の時期が一番危険」、「中高生がヤバい」、「闇名簿と表の名簿」、「ビーチリゾートが危険」。それぞれのキーワードの意味も明かされる。

今回は石原氏がSNSで自ら闇バイトに応募し、闇バイトに勧誘する重要人物に覆面取材。そこには恐ろしい誘い文句が…。そして報酬額に一同驚がく。さらに闇バイトで逮捕された加害者にも話を聞き、若者が闇バイトに手を染めてしまう驚きの手法が明らかになる。

コメントは、以下の通り。

上田「堺校長のレッツホニャララ、久しぶりに聞いたらすごく声が大きかった。でも、最後の授業の時は声が小さくなっていました(笑)」

堺「収録長かったからねー(笑)。でも、とてもためになるスペシャルでした」

有田「最先端医療もすごかったですし、闇バイト恐ろしかったですね」

上田「ぜひ、ためになる授業、注目していただきたい」

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