日向夏の同名ライトノベルを原作とするテレビアニメ『薬屋のひとりごと』。架空の中華風帝国「茘(リー)」の後宮に勤める官女が、王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー&薬学ファンタジー作品です。

主人公の猫猫(マオマオ)はじめとする、数々の魅力的なキャラクターが登場する同作。今回はマイナビニュース会員401人に、そんな『薬屋のひとりごと』のキャラクターについて聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

アニメ『薬屋のひとりごと』キャラクターランキングTOP5

  • 1位:猫猫(17.5%)
  • 2位:小蘭(5.2%)
  • 3位:壬氏(4.0%)
  • 4位:梨花妃(3.7%)
  • 4位:女華(3.7%)
  • 4位:皇帝(3.7%)

続いては各キャラクターの概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:「猫猫」

ランキングの1位には、主人公である「猫猫(マオマオ)」(CV:悠木碧)が輝きました。

猫猫は、医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女。薬草採取に出かけた森で人攫いにあい、後宮に下女として売られてしまいます。

毒や薬に関する深い知識を持つ彼女ですが、当初はその能力を隠し、無能を装っていました。しかし玉葉(ギョクヨウ)妃の娘の命を毒から救ったことで宦官の壬氏(ジンシ)にその才を見抜かれ、毒見役に抜擢されます。やがて猫猫は、後宮で起こる事件や陰謀を解決しながら、次第に宮廷の権力争いに巻き込まれていくことになります。

顔立ちはそれなりに整っているものの、どちらかと言えば地味なルックスの猫猫。聡明で、薬、特に毒に対する好奇心や研究心が旺盛です。その一方で、壬氏の好意に長い間まったく気がつかなかったという一面もあります。

ユーザーからは、「薬オタクな、可愛い猫っぽい」「語り口調、しぐさに魅力がある」「クールで知的で、見どころに飽きないキャラ」「ぶっきらぼうな感じが好き」などの声が寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「キャラも良いですが、賢いところが好きです」(女性・45歳)

  • 「地味でドライな性格でミステリアスだけど、たまにツンデレで、そのギャップがたまらない」(女性・48歳)

  • 「他の主人公キャラみたいに媚びないところがいい」(女性・38歳)

  • 「ちょっと好奇心のあるマオマオが少し自分と似ている気がして、親近感が湧きました」(女性・42歳)

  • 「天才の頭脳を持ちながら、茶目っ気たっぷりも可愛らしい」(男性・47歳)

  • 「主人公でベタですが、しゃべり方とか、とても魅力的ですね」(男性・48歳)

  • 「主人公だけど一筋縄では行かない感じが、いいキャラクターだと思います」(男性・48歳)

  • 「毒や薬に対する執着が面白い。恵まれない環境にもへこたれないタフさが魅力」(男性・48歳)

  • 「頭の回転が速く、自分の意志をはっきり持っているところがカッコいいからです。好きな物が偏っていたりする個性的なキャラクターも魅力的だと思います」(男性・44歳)

  • 「興味のあることには徹底的に突き詰めていく性格が、羨ましいなと感じたから」(男性・32歳)

2位:「小蘭」

第2位は、猫猫の数少ない友人の一人である「小蘭(シャオラン)」(CV:久野美咲)がランクインしました。

貧困農家だった実家から後宮に売られた過去を持つ彼女ですが、明るく世話好きな性格で、猫猫に対しても偏見を持たず親しく接します。後宮内の噂話に詳しく、優れた情報収集能力で猫猫が事件を解決する際にサポートすることも。猫猫はちょくちょく、お菓子を餌に情報を聞き出しています。

猫猫の毒舌や奇行にも驚きつつ、友人として支え続ける小蘭。厳しい環境の中でも純粋で優しい心を持ち、後宮の華やかさと陰謀が交錯する物語に、温かみを添えるキャラクターとなっています。

コメントには、「愛嬌があって、かわいらしい」「愛くるしさがある」「可愛くて良いキャラ」などの声が寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「不意に見せる可愛さがあるから」(女性・38歳)

  • 「可愛くて癒されるので」(女性・42歳)

  • 「小動物的なかわいさがある」(男性・36歳)

  • 「なんとなく愛嬌があってかわいい」(男性・49歳)

3位:「壬氏」

第3位は、後宮を管理している美形の宦官「壬氏(ジンシ)」(CV:大塚剛央)でした。

「もし女性だったら傾国」と言われるほどの美貌の持ち主である壬氏。表向きは穏やかで柔和な態度ですが、実際は聡明で策略に長け、宮廷内の権力争いに深く関与しています。猫猫の才能にいち早く気づき、後宮で起きる様々なやっかいごとを持ち込んでは、彼女に解決させています。

その端正な顔立ちと優雅な振る舞いで後宮の女性たちの憧れの的の壬氏ですが、その正体は謎に包まれています。猫猫に対して特別な感情を抱いているようですが、なかなか伝わらず、猫猫からは「無駄に美しい」と評価は散々です。

コメントには、「圧倒的イケメンだし、声優さんもいい声で好み」「たまに見せる子どもっぽい姿が好き」「かっこいいし、マオマオとのやり取りがいい」などの声がありました。

ユーザーコメント

  • 「イケメンで仕事もやり手だけど、猫猫の本質を見抜く人を見る目があるところまで欠点のないキャラ」(男性・37歳)

  • 「容姿の美しさが作品の中でも特に優れている、女も男も惚れ惚れするキャラクターデザインと思います。持っている知識や能力も優れていて、作品の展開には欠かせない部分が多い。外見からは感じ取りにくい強みが多いのも魅力のあるキャラクターと思います」(男性・34歳)

  • 「とにかく、ビジュアルがいいからです! 顔がかっこいいのと、アニメの声も好きです。でも、以前の声優さんの方が、壬氏様の声に合っていたような気がしますが……」(女性・35歳)

  • 「出来る面と、振り回されている面のバランスが良いです」(男性・44歳)

4位:「梨花妃」

同率の第4位には、後宮の妃の一人「梨花(リファ)妃」(CV:石川由依)がランクインしました。

現帝の妃で上級妃・四夫人の一人「賢妃」。異国の出身で、透き通るような白い肌と気品あふれる雰囲気、そして「メロン」と形容される見事な乳房の持ち主です。

皇帝との間に息子をもうけましたが、おしろいに含まれる鉛毒の中毒で亡くしてしまうという悲劇に見舞われます。その後、自身も同じ病に侵されますが、猫猫の必死の看病によって命を救われ、失いかけていた皇帝の寵愛も取り戻します。

宮廷内の陰謀や権力争いの渦中にありながらも、気高く生きる姿が印象的な梨花妃。猫猫に恩義を感じ、何かと気にかけています。ユーザーからは、「とても魅力的なキャラクター」「個人的に共感が持てます」「看病後の猫猫に対する接し方がいい」などのコメントがありました

ユーザーコメント

  • 「なんだか分からないけど癒される」(女性・28歳)

  • 「一番美人で、猫猫と仲良しだから」(男性・45歳)

  • 「巨乳の美人キャラだから」(男性・36歳)

4位:「女華」

同じく第4位にランクインしたのは「女華(ジョカ)」(CV:七海ひろき)。「一晩の酌で一月の銀がとぶ」といわれる最高級妓楼「緑青館」でトップ3を務める三姫の一人です。

緑青館三姫の中では最年少ですが、詩歌をたしなむなど言葉遊びに優れ、彼女との会話についていければ科挙に合格すると言われるほどの才女です。他の三姫同様、妓女の娘として花街で生まれ育った猫猫の育ての親であり、猫猫は姉貴分として慕っています。

妓女でありながら男嫌いという、変わり者の女華。恋愛観について、自分に近いと感じている猫猫へは、壬氏に対する感情・態度について彼女なりの助言をしています。

ユーザーコメント

  • 「憎めないキャラクターが魅力的」(男性・48歳)

  • 「雰囲気が華やかで愛らしいから」(男性・46歳)

4位:「皇帝」

同率4位に輝いたのは「皇帝/僥陽(ギョウヨウ)」(CV:遠藤大智)。大国「茘」の最高権力者であり、後宮の妃たちを従える存在です。壬氏は、歳の離れた弟となります。

幼児性愛者であった父親である先帝への反動として、胸の大きな女性を好むことから、猫猫からは好色ジジイと看做されていますが、実際は情に厚く、臣下や妃たちに広く愛情を注ぐ一面も持っています。

物語の中では直接の登場は少ないものの、後宮の妃選びや皇位継承問題をはじめとする宮廷内の権力争いの中心であり、猫猫の関わる事件にも間接的に関与する存在となっています。

ユーザーコメント

  • 「かっこいいと思いました」(男性・43歳)

  • 「クセがスゴいと思うから」(男性・32歳)

アニメ『薬屋のひとりごと』キャラクターランキングのまとめ

アニメ『薬屋のひとりごと』キャラクターランキングの1位は、主人公の「猫猫(マオマオ)」(CV:悠木碧)となりました。2位に3倍以上の差をつけてのトップは、誰もが納得できる結果ではないでしょうか。

小柄で痩せ型。胸も小さく、顔立ちは整っているものの、花街で襲われる危険性を回避するためシミやそばかすを書き醜女に見せている。頭の回転が速く、毒舌。毒と薬に異常なまでの執着を持つ。さまざまな毒に対して免疫があるものの、蕎麦アレルギー持ち。人見知りだが、酒を飲むと饒舌に。恋愛に対する幻想がなく、壬氏の好意に長期間気づかない、などなど。そのユニークなキャラを愛するファンが多くいました。

『薬屋のひとりごと』は、2023年10月からの第1期に続き、2025年1月より第2期が日本テレビ系列『FRIDAY ANIME NIGHT』枠ほかにて放送中です。気になった人はぜひ、チェックしてみてくださいね。

調査時期: 2025年2月13日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計401人
調査方法: インターネットログイン式アンケート