「真面目に仕事をしているのに、ミスが多くて周りに迷惑をかけてしまっている…」と悩んでいる人や、「職場にいる人が真面目だけどミスが多くて、どうすればいいのかわからない」と職場の人に困っている人は多いのではないでしょうか。実は、その真面目な気持ちこそが、ミスを招いている原因のひとつかもしれません。
この記事では、真面目なのにミスが多い人の特徴や、日々のちょっとした工夫でミスを減らす方法も紹介します。
真面目だけどミスが多い… その原因は?
まずは、真面目なのにミスが多くなってしまう原因を解説します。
「真面目なのにミスが多い」と自己肯定感が下がっている人、もしくは「職場の真面目なのにミスが多い人への対応がわからない」と悩んでいる人、必見です。
わからないことを人に聞けない
「人に聞くと、自分が無能に見えてしまうのではないか」という思いから、わからないことをひとりで抱え込んでいませんか? しかし、完璧主義は、かえってミスを招く原因になります。
わからないことを周りに聞かずに自己流で作業を進めてしまうと、必要な情報が抜け落ちてしまったり、誤った方法で作業を進めてあとで取り返しがつかなくなったりと、ミスに繋がるのは当然です。
仕事に集中できていない
仕事に集中できない原因は人それぞれ。スマホの通知、周囲の雑音、あるいは個人的な悩みなど、さまざまな要因が集中力を低下させます。
思うような結果が出ない
「こんなに頑張っているのに、どうして思うような結果が出ないんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。思うような結果が出ないことで、自己肯定感が下がったりストレスを抱えたりして、スランプに陥ってしまってミスに繋がっている可能性も。
マイナス思考
「失敗したらどうしよう」という不安から、新しいことに挑戦できなくなってしまう人もいます。マイナス思考に陥っていると、仕事でちょっとしたミスをしてしまうことが多いです。
優先順位をつけられない
仕事で優先順位をつけていない人も、ミスを起こしがち。優先順位をつけられないと、仕事への時間配分もしっかり考えられないので、時間をかけるべき仕事に時間をかけられず、大きなミスを引き起こすことに繋がります。
真面目だけどミスが多い人の5つの特徴
真面目な人が仕事でミスをしやすい背景には、いくつかの共通点が見られます。ここでは、真面目なのにミスが多い人の5つの特徴について解説します。
緊張しすぎている
「完璧にやりきらなければならない」というプレッシャーが強すぎると、かえって緊張し、普段通りの力を発揮できないことがあります。緊張のせいで冷静さを失っていると、普段できている簡単な作業でもミスをしてしまう可能性が高まるので、ここぞというときに自分を落ち着かせるもの・ことを見つけておくのがおすすめです。
実務に時間をかけすぎて最後のチェックができていない
実務・作業に時間をかけすぎて、最後にミスがないかチェックできていない…。これも、真面目な人がミスを起こしてしまう原因です。作業中に100%のものを完成させようとして時間を多く費やしてしまい、最後のチェックを省いて提出・納品し、あとからミスが見つかるというのはよくあること。
相手を優先してしまう
真面目な人は他人の意見や要望を大切にしすぎるあまり、仕事の本質を見失ってしまい、結果的にミスに繋がってしまうことがあります。相手の要望に耳を傾けることも大切ですが、仕事の目的は常に頭に留めておきましょう。
失敗を恐れてしまう
失敗を恐れるあまり、どんな小さな失敗でも大きなプレッシャーに感じてしまうことがあります。その結果、新しいことに挑戦できずにマンネリ化し、ミスをしやすい状態に。
要領が悪い
真面目な人は、ひとつのことに真剣に取り組むあまり、ほかの業務を後回しにしてしまう傾向があり、結果的に全体の作業効率が低下してしまうことも。仕事を進めるうえでは、重要度と緊急性にもとづいて優先順位をつけなければなりません。
真面目だけどミスが多い人がやるべきこと
それでは、どうすればミスを減らすことができるのでしょうか。この章では、仕事でミスを防ぐための改善案を5つ紹介します。
TO DOリストをつくる
まずは、TO DOリストをつくってみましょう。毎朝、今日やることを書き出して、優先順位をつけると、締め切りが近い仕事や、取引先に影響が出る仕事などが明確になります。タスクをひとつずつクリアしていく達成感は、仕事のモチベーションアップにもつながります。
集中力を高める
集中力が続かないという人は、ちょっと休憩をはさんだり、軽い運動をしたりして気分転換してみることも大切。コーヒーやハーブティーを飲むのもいいでしょう。また、朝の時間帯は集中力が高まりやすいので、大事な作業は午前中に行うことで、効率よく仕事を進めることができます。
メモを取る習慣をつける
メモを取ることは、業務の効率化に不可欠です。特に大事な会議や打ち合わせでは、聞いた内容を逐一記録することで、会議の内容を思い出したり、業務をスムーズに進めたりするのに役立ちます。重要事項やアイデアを記録する習慣をつけましょう。
人を頼る
ひとりで抱え込まず、困ったときは周りに頼りましょう。先輩や同僚に相談することで、自分が気付かなかった問題点が見つかったり、新たなアイデアが生まれたりするかもしれません。チームで協力することで、仕事はもっと円滑に進み、楽しくなるはずです。
仲間とコミュニケーションを取る
業務を円滑に進めるためには、仲間との連携が不可欠です。日頃から積極的にコミュニケーションを取り、お互いの状況を共有することで、業務の進捗状況を把握し、問題点があれば迅速に対応することができます。
また、意見交換を通じて、よりよいアイデアや解決策を見つけることができ、業務の質向上につながります。
真面目さを生かした方法で、ミスが多い状況を脱却しよう
真面目な人ほど、完璧主義に陥りやすく、それが原因でミスを繰り返してしまうことがあります。しかし、少しの工夫で、これらの悩みを改善することができます。まずは、自分の特徴を理解し、自分に合った改善策を実践してみましょう。