乃木坂46としてのラスト写真集で意識した“前作になかったもの”
――今回は写真のセレクトにも参加したとか。
選ばせていただきました。過去イチ携わらせていただいています。1stは制作の部分は全くノータッチだったので、撮ってもらって気がついたら完成していました(笑)。2ndのときは、少し写真を選ばせてもらったりしましたが、今回ほどではなかったので、今回は相当自分で選んでいるので楽しみです!
――1st・2ndのお話もありましたが、5年ぶり3冊目の写真集を撮影して、与田さんは自身の変化を感じましたか?
見た目や顔がどうというよりは、気持ちがとても違いました。今回は卒業が決まってから乃木坂として最後の写真集である意味、集大成。さらに前作の2nd写真集がとてもたくさんの方に「よかった」と言ってもらえたので、それを超えなきゃいけないというプレッシャーも最初はありました。
――冒頭で「楽しみという気持ちが一番」とおっしゃっていましたが、やっぱりプレッシャーもあったんですね。
「乃木坂46として最後だし、いい写真集にしなきゃ」「集大成と胸を張って言えるような写真集にしたいな」という思いがとても強かったので、緊張感もありました。
――やはり「卒業」ということが意識の中に常にあったと。撮影中に意識していたことはありますか?
今回は、こういう顔をしようとか何も決めずにそのときの感情のままの表情や動きの写真もいっぱいあります。それこそ2nd写真集は決めてから撮った写真が多かったかなと思っていて、それもそれでとてもいいと思うんですが、「前作になかったものってなんだろう」と考えたときに、「作り込んでいない部分も出していきたい」という考えにたどり着きました。ただ、全部が作り込んでいないカットだと自己満足な写真集になってしまうので、作り込むところは作り込む、解放するところ解放する、そのメリハリを意識していました。
写真集撮影に向けてボディメイクをしない理由「痩せすぎてもよくない」
――今回も写真集では、水着やランジェリーカットもありました。撮影に向けてボディメイクや食事など、気を付けたりしましたか?
しなかったです! でも痩せようと思ったら痩せられるんです。今もお正月明けから絞っていて、3㎏ぐらい落としました!
ただ、写真集は痩せればいいというものでもないと思っていて。コンサートとかだったら細い方がステージ栄えすると思うんですが、写真集は難しくて……太りすぎてもよくないし、痩せすぎてもよくない。自分の中のベストが難しかったですが、ゲッソリしているのは違うので程よく健康的な体で臨みました。
――無理しすぎて体調壊すほうが、良くないですしね。
なにより「楽しく」ということが1番にあったので、オーストラリアでお酒も飲んだし、ご飯もいっぱい食べたし、ハッピーオーラが出てるんじゃないかと思います(笑)。
――いいですね! オーストラリアでは食も楽しまれたんですね。
そうなんです! 結構食べている写真も多いですし、実は水着の撮影前にハンバーガーとか食べてお腹がぽっこりしちゃって(笑)。やばい! と焦ってお腹にグッと力を入れて撮影したりしました。
あと、ある日の朝は顔がむくみすぎていて。スタッフさんも普段は気を使って「そんなむくんでないよ」と言ってくれるんですけど、その日はみんなに「むくんでるね」と言われて……昨日どれだけ食べたんだとめっちゃイジられました(笑)。
■与田祐希
2000年5月5日生まれ。福岡県出身。アイドルグループ・乃木坂46のメンバーで、女優・モデルとしても活躍する。2018年にテレビ東京系ドラマ『モブサイコ100』(18年)で女優デビュー。主な出演作にTBS系『日本沈没-希望のひと-』(21)、テレビ東京系『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』(24)、映画『OUT』(23)など。2月22日・23日に開催される卒業コンサートをもって乃木坂46を卒業する。3rd写真集『ヨーダ』(光文社)が絶賛発売中。