JR西日本は13日、「神戸市営地下鉄とJR西日本のICOCA連絡定期券」を3月15日から販売開始すると発表した。神戸市営地下鉄とJR西日本の鉄道が1枚の「ICOCA定期券」で乗車可能となる。

  • 「ICOCA」カードタイプの券面イメージ(提供 : JR西日本)

「ICOCA連絡定期券」は、神戸市営地下鉄の全線とJR西日本の京阪神エリアにおける一部区間を対象とし、接続駅をJR三ノ宮駅と市営地下鉄西神・山手線の三宮駅、JR三ノ宮駅と市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅、JR神戸駅と市営地下鉄海岸線のハーバーランド駅、JR新長田と市営地下鉄西神・山手線および海岸線の新長田駅となる。

発売券種は通勤定期券(大人)と通学定期券(大学生等・高校生・中学生・小学生)。通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。通勤定期券(小児)・学期定期券・U-15定期券・障がい者割引定期券・職業訓練定期券・実習定期券・ゾーン定期券・敬老定期券は対象外とのこと。

  • 「モバイルICOCA」の券面イメージ(提供 : JR西日本)

  • 発売範囲(提供 : JR西日本)

神戸市営地下鉄とJR西日本の定期旅客運賃を合算した金額で発売され、JR西日本の京阪神エリアにおける「ICOCA」取扱駅の「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」「ピンク色の自動券売機」「みどりの窓口」で購入可能。「みどりの券売機」と「ピンク色の自動券売機」での新規発売は通勤定期券(大人)のみ。神戸市営地下鉄の駅や定期券発売所では購入できない。

「モバイルICOCA for Android」「Apple PayのICOCA」でも発売され、2025年春から中学生・高校生用の通学定期券も「モバイルICOCA」で購入可能(小児用定期券は除く)。なお、磁気定期券では発売されない。その他の注意点として、神戸市営地下鉄・JR西日本それぞれの定期券を利用中で「ICOCA連絡定期券」を希望する場合、現在利用している定期券の有効期間終了後に購入する必要がある。2025年4月1日購入分から、JR西日本の一部区間の定期券の発売額が変わるため、購入日に注意するよう呼びかけている。