2月16日にスタートする新番組『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』と、2月9日最終回を迎えた『爆上戦隊ブンブンジャー』のバトンタッチセレモニーが行われた。

  • (左)井内悠陽(『爆上戦隊ブンブンジャー』範道大也/ブンレッド役)、(右)冬野心央(『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』遠野吠/ゴジュウウルフ役)

この日、『爆上戦隊ブンブンジャー』で、範道大也/ブンレッドを演じ抜いた井内悠陽から、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で遠野吠/ゴジュウウルフを演じる冬野心央へバトンタッチが行われた。

「初めてのことだらけで、たくさん勉強させてもらったこの1年間は、本当にあっという間だった」と、「ブンブンジャー」として駆け抜けた1年に思いをはせた井内。

そんなレッドとしての先輩・井内に、新ヒーロー・冬野が、「撮影が始まる前と今で、何か変わったところはありますか?」と質問を投げかけると、井内は「自分の意見を言えるようになった、というのが一番大きいです」とニッコリ。というのも、「撮影現場というものが初めてだったので、自分がどこまで言っていいかがわからなかった」から。

「自分の考えた演技プランもあるけど、監督さんの頭の中にも画があるだろうし、カメラマンさんからしたら画角もある。それに脚本家さんが書いてくれたものに対してどこまで意見を言っていいのかが本当にわからなくて。でも皆さんが『どう思う?』って聞いてくださったり、『もっと言っていいんだよ』と言ってくださったことがきっかけで、自分の意見を言えるようになったんです。それが自分の中では一番大きかったことだし、今後にも活きることだと思います」と答えつつ、「作品に関わっているたくさんの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに頑張って! 」とエールを送った。

俳優としてのアドバイスを受け止めた冬野は、「実は、僕も今はまだ監督さんやスタッフさんに言われたことに対して受動的な感じなんです」と苦笑。「そこを変えて能動的に、自分の意見を言ったり、行動できるようになりたいと思っているので、1年後、僕も井内さんのようになれるように、そして『バトンを渡してよかった』と言ってもらえるよう頑張りたいです」と力強く語った。

井内悠陽(『爆上戦隊ブンブンジャー』範道大也/ブンレッド役)コメント

クランクインする前に『王様戦隊キングオージャー』の酒井大成さんやスタッフさんから、「本当にあっという間だから一日一日大切に過ごした方がいいよ」と言われていたんです。今、本当にその通りだったな…と実感しています。連続ドラマも初めてだったので、本当にたくさんのことを勉強させていただきました。現場での立ち居振る舞いや、俳優という仕事について、いろいろ学べたので、すごく充実した毎日でした。
僕も知らなかったことなんですが、ひとつの作品が完成するまでには、めちゃくちゃ多くの人たちが関わっているんですよね。撮影現場はもちろん、別のところでも本当にたくさんの方たちが動いてくださっているんです。その方たちとお会いすることもあるので、感謝の気持ちを伝えようと思い、あいさつを大切にしていました。みんなでひとつの作品を作り上げるのはすごく魅力的なことですし、これまでずっと続いてきたものだと思うので、冬野くんにもそういう気持ちを大切に頑張ってもらいたいです。
1年間、『爆上戦隊ブンブンジャー』を応援してくれて、愛してくれて本当にありがとうございました。イベントや舞台挨拶にも、子どもから大人まで本当にたくさんの人たちが来てくださったので、そこで生の声をたくさん聞くことができました。そういう皆さんの声に、僕たちは背中を押してもらっていました。僕たちが走り切れたのは皆さんの応援のおかげです。本当に感謝しています。「ブンブンジャー」は終わりましたが、今後僕たちがどうなっていくのかも見ていてほしいなと思います。これからもよろしくお願いします!

冬野心央(『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』遠野吠/ゴジュウウルフ役)コメント

最初にお会いした時の井内さんは、本当に1年間いろいろ大変なことを乗り越えてきたんだろうな、という勇ましさがあって…。でも、スタッフの皆さんに謙虚で礼儀正しく、本当に尊敬できる人だなと思いました。そんな井内さんからバトンを受け取ったことは本当に光栄でありがたいことなので、しっかり引き継ぎます。そして、1年後、井内さんに「バトンを渡してよかった」と言ってもらえるように、全力で頑張ります!
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、一人ひとりのキャラクターが濃く、個性的なところが見どころです。スーパー戦隊シリーズは、チームで戦うイメージが強いと思います。でも、「ゴジュウジャー」は、本当にみんなツワモノだし、個性的で魅力的なキャラクターばかりなので、注目していただきたいです。撮影現場では、変身後のアクションのすごさを肌で感じましたし、50周年記念作品ということで、過去のスーパー戦隊もいろいろ登場するので、そこもぜひ楽しみにしていただきたいです。
長い歴史のあるスーパー戦隊シリーズの歴史や、これまでのヒーローの勇姿を見習いつつ、“新しいものを生み出していくんだ!”という気持ちでやっています。50周年という節目の年は、終わりではなく未来に向けた始まりなので、ぜひ皆さんに「ゴジュウジャー」を見ていただいて、“元気ナンバーワン”になってもらいたいです。