JR四国は、2025年3月15日のダイヤ改正に合わせ、徳島線の穴吹駅で駅業務体制見直しのため駅係員の配置を取りやめると発表した。現在、朝の7時から8時15分までと10時30分から12時30分まで改札係員対応時間としているが、ダイヤ改正後は無人化される。
穴吹駅は特急「剣山」の全列車が停車するほか、徳島方面へ向かう普通列車も多く発着しており、徳島線の主要な駅のひとつ。JR四国は少子高齢化や人口減少、人手不足といった経営環境を背景として、経営改善の取組みを進めており、機械化による体制の見直し等で省力化・省人化とサービス水準の維持・向上の両立をめざすとしている。さらなる業務運営の効率化を図るため、穴吹駅においても駅業務体制を見直し、3月15日以降、駅係員の配置を取りやめることとなった。
駅業務体制の見直しを行った後も、管理駅である阿波池田駅の係員が定期的に環境美化や設備確認など行うため巡回する予定。「みどりの券売機プラス」も引き続き設置(稼働時間は5時30分から23時55分まで)し、全国のJR乗車券・指定席券等を購入できる。オペレーター対応時間(7~20時)はオペレーターによる案内ときっぷの発券を行うという。列車の運行情報は駅設置の運行情報等表示端末で案内するほか、JR四国のサイトやJR四国列車走行位置情報サービスなどでも確認できる。
車いす等で穴吹駅を利用する場合は、事前に連絡することで係員を手配し、乗降の手伝いを行うとのこと。駐車場サービス「車 de トレイン」はサービスを終了する。