つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は28日、ダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。平日の朝および夕夜間のラッシュ時間帯に列車を増発するほか、土曜・休日ダイヤにおいて朝の時間帯に運転本数・運転間隔の適正化を行い、利便性向上を図るとしている。
平日朝のラッシュ時間帯、混雑緩和を目的に八潮発秋葉原行の上り普通列車を1本増発。北千住駅で混雑のピークとなる7時29分から8時29分までの1時間に到着する本数を現行の25本から26本に増やす。上り普通列車の増発にともない、秋葉原発八潮行の下り普通列車も1本増発となる。
平日夕夜間のラッシュ時間帯、秋葉原発つくば行の下り通勤快速を1本増発。あわせて運転間隔と列車種別の変更を行う。現行ダイヤと比べて、秋葉原駅を平日17時台に発車する下り列車の本数が現行の14本から1本減って13本となる一方、平日18時台に発車する下り列車の本数が現行の14本から2本増え、ダイヤ改正後は16本に。内訳は通勤快速4本(現行より2本増)・区間快速3本(現行より1本減)・普通9本(現行より1本増)となっている。平日19時台も一部列車の種別を変更する。
土曜・休日ダイヤにおいて、北千住駅へ6~9時台に到着する上り列車の運転本数を適正化するとともに、7~9時台を中心に30分ヘッドのパターンダイヤに変更。秋葉原~守谷間で普通列車を上下各1本増発し、つくば発秋葉原行の上り快速列車を1本増発するほか、八潮駅を7時40分に発車する秋葉原行の上り普通列車を繰り下げ、八潮駅8時8分発とする。
これらの変更にともない、ダイヤ改正後、土休日の朝に北千住駅へ到着する上り列車の本数は6時台に11本、7時台に12本、8時台に13本、9時台に11本、10時台に10本、合計で57本となり、現行ダイヤより1本増加。土休日6~10時台に北千住駅へ到着する上り列車57本の種別は、つくば駅始発の快速9本(現行より1本増)・区間快速11本(現行より3本減)・普通9本(現行より2本増)、守谷駅始発の普通27本(現行より1本増)、八潮駅始発の普通1本(現行と同じ)となる。