「第57回ミス日本コンテスト2025」が27日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、東京都出身でフェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科1年の石川満里奈(いしかわ まりな)さん(19歳)がグランプリに選ばれた。

「第57回ミス日本コンテスト2025」のグランプリに選ばれた石川満里奈さん

今年で56回を数える同コンテストは、過去に藤原紀香ら芸能人をはじめ、学問研究や政治経済、医療スポーツや地域家庭など様々な分野で活躍する女性を輩出してきた歴史あるミスコンテスト。この日は最終選考が行われ、12人のファイナリストが着物・ドレス・スポーツウエアの審査に臨み、東京都出身でフェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科1年の石川満里奈さんがグランプリの座を射止めて賞金100万円を獲得。なお、石川さんはミス日本ミス着物にも選ばれた。

名前を呼ばれて顔を手で隠した石川さん。「まさかグランプリをいただけるとは思っていなくて、本当にうれしくて涙が溢れてしまいました。本当に夢のようで、名前を呼ばれた瞬間、涙が止まらなくなりました」と涙の理由を明かしつつ、「勉強会が始まったばかりの頃は終わった後に感想や気付きなどを自分の言葉で伝えることができない自分が本当に悔しくて、他のファイナリストの人たちが羨ましく感じていました」とオーディション期間は上手くいかない自分を責めたが、「私は本当に人見知りで緊張しいなんですが、自己PRや質疑応答では自分の言葉でしっかりと伝えることを意識しました。後はランウェイのポージングも個性を出すために色々研究や練習したので、その成果かなと思います」と本番は上手くいったという。

続けて「ここまで支えてくださった運営の皆様、そして講師の方々、他のファイナリスト11人のみんながいつも私を支え続けてくれました」とサポートに感謝し、「1番近くで支えてくれた母親です。衣装や体型管理も支えてくれたので、母に1番最初に感謝を伝えたいです」と笑顔を見せていた。

父は歌手・石川さゆりの弟で、幼い頃から伯母を見て育ったという石川さんは、大学生と俳優の二刀流で活躍中。「やはり伯母の影響が大きかったというか、近くで芸能活動をしている姿を見て、私もこんなキラキラした舞台でみんなに笑顔を届ける存在になりたいと思いました」という彼女は、中学2年生の時に出演した『劇場版ほんとうにあった怖い話2020 呪われた家』を契機に芸能活動をスタートさせた。「言葉や表情、演技を通して、見てくれる方の人生の一部になれるような俳優を目指しています」と今後も俳優業に意欲を見せ、「小さい頃から長澤まさみさんが憧れの存在です。身長も高くて、そのスタイルを生かした演技やモデル活動などされているので」と明かした。

伯母・さゆりは紅白歌合戦に47回も出演している大ベテラン。「歌うことが大好きで小学校の頃は合唱団に所属して賞もいただきました。機会があれば歌の世界にも入っていきたいと思います」と意欲を見せつつ、ジャンルについては「今歌謡ポップスにハマっているので、ポップスかなって思います(笑)」と伯母(演歌)とは異なるジャンルに興味があるという。

なお、ミス日本「水の天使」に大阪府出身で早稲田大学創造理工学部総合機械工学科3年の高坂実優(たかさか みゆう)さん(21歳)、ミス日本みどりの大使に長野県出身で国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科1年の佐塚こころ(さつか こころ)さん(19歳)、ミス日本「海の日」に千葉県出身で中央大学理工学部生命科学科3年の高橋彩乃(たかはし あやの)さん(21歳)、準ミス日本に大阪府出身で東海大学児童教育学部児童教育学科2年の長尾巴菜子(ながお はなこ)さん(20歳)がそれぞれ選ばれた。