JR四国は、2025年3月15日のダイヤ改正に合わせ、観光列車の運転時刻を変更すると発表した。土讃線を走る「四国まんなか千年ものがたり」は、大歩危駅の到着・発車時刻を繰り上げる一方、上り「しあわせの郷紀行」の善通寺駅および多度津駅の到着時刻は繰り下げる。

  • 「四国まんなか千年ものがたり」は上り「しあわせの郷紀行」を中心に時刻を変更

「四国まんなか千年ものがたり」は、土讃線の多度津~大歩危間で1日2便(上下各1本)を設定。現在、下り列車は「そらの郷紀行」として、多度津駅10時19分発・善通寺駅10時26分発・琴平駅10時48分発・大歩危駅12時47分着で運転している。上り列車は「しあわせの郷紀行」として、大歩危駅14時21分発・琴平駅16時31分着・善通寺駅16時58分着・多度津駅17時14分着で運転している。

2025年3月のダイヤ改正後、下り「そらの郷紀行」は大歩危駅の到着時刻を現行より13分繰り上げ、同駅12時34分着に。上り「しあわせの郷紀行」は大歩危駅の発車時刻を現行より2分繰り上げ、同駅14時19分発に変更する。一方、「しあわせの郷紀行」の善通寺駅および多度津駅の到着時刻は繰り下げられ、善通寺駅17時7分着(9分繰下げ)・多度津駅17時21分着(7分繰下げ)となる。

なお、下り「そらの郷紀行」に関して、高知駅から特急「南風」を利用し、琴平駅で「四国まんなか千年ものがたり」(そらの郷紀行)に乗車する場合、上り「南風6号」(高知駅8時1分発、琴平駅9時34分着)が接続列車に。上り「南風8号」(高知駅9時13分発、琴平駅10時47分着)の場合、琴平駅到着が「四国まんなか千年ものがたり」(そらの郷紀行)とほぼ同時刻のため、乗換え不可となる。

  • 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」も時刻を一部変更する

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」も時刻を一部変更。土讃線(高知~窪川間)を走る上下各1本のうち、上り「開花の抄」において高知駅の到着時刻を2分繰り下げ、同駅16時9分着に変更する。土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線へ直通する上下各1本のうち、上り「煌海の抄」において奈半利駅の到着時刻を3分繰り下げ、同駅14時38分着に変更する。