JR美祢線利用促進協議会とJR西日本は、美祢線代行バスの実証快速便に関して、12月1日から停留所を5カ所追加するなど利便性の向上を図り、その効果を調査すると発表した。

  • 美祢線で運転された普通列車(2017年撮影)。現在は代行バス輸送を実施している

美祢線は2023年7月の豪雨災害で被災し、列車の運転を見合わせ、厚狭~長門市間でバスによる代行輸送を実施。既存の代行バス便に加え、2024年10月から実証快速便を増便(平日で最大10便)するなど、「復旧後の利便性向上に向けた調査・実証事業」を進めている。

12月1日以降、観光施設・公共施設等への利用に便利な実証快速便の停留所として、厚狭~美祢間で「加藤」「柳瀬」「美祢市役所前」、美祢~長門市間で「長門湯本温泉」「長門市役所前」の計5カ所を新たに追加。実証快速便の運行経路も一部見直して所要時間の短縮を図り、厚狭~長門市間の所要時間を現行の69分から4分短縮して65分にするとのこと。

実証快速便の速達化にともない、12月1日から運行時刻を一部変更。長門湯本駅では実証快速便の停車位置が長門湯本駅前から長門湯本温泉駐車場へと変更される。