大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は、大阪市指定有形文化財の市電車両(路面電車)など保管している市電保存館の特別見学会と、地下鉄車両の部品販売会を12月21日に開催すると発表した。

  • 2階付電車(5号車 : 復元車)

市電保存館には、「魚釣り電車」の愛称で親しまれた2階付電車(5号車 : 復元車)や、市電最後の日まで運行していた3001型(3050号車)など、明治・大正・昭和の長きにわたって大阪の街を走り続けた市電のうち6両が保存されている。

今回のイベントで、普段は一般に公開していない市電保存館の特別見学会を開催し、同館に保存されている1601型(1644号車)・501型(528号車)・散水車(25号車)・2階付電車(5号車)・3001型(3050号車)の5種類と、ヘルブランド台車の見学・撮影が行われる。

  • 市電保存館

あわせて地下鉄車両の部品販売会も実施。紋章や運転台パネルなどECサイトで販売している商品から、方向幕、号車表示ステッカーといった当日しか購入できない商品等も用意するとのこと。

12月21日に第1回(9時30分から)・第2回(11時から)・第3回(13時30分から)・第4回(15時から)の計4回を開催し、各回ともに約1時間のコースとなる。部品販売会では、各回の受付時に抽選を行い、商品を購入する順番を決定する。

会場の市電保存館は大阪市住之江区に所在し、最寄り駅の四つ橋線北加賀屋駅から徒歩20分。参加申込みは「チケットぴあ」の応募フォームにて、11月15日10時から11月26日23時59分まで、小学生以上を対象に各回60人(計240人)を受け付ける。参加費は大人(中学生以上)1,000円・小人(小学生)500円。なお、開催場所に段差等が多いため、車いすでの参加はできないとのこと。