元プロ野球選手で野球解説者の松坂大輔氏が10月11日、YouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』で公開された動画「【神回】初登場“松坂大輔”によるピッチングの全て!! スライダーの投げ方&本邦初!! メジャー伝説のジャイロボールとは何だったのか!? 本人解説」に登場。伝家の宝刀・スライダーを中学時代に使っていなかった理由を明かした。
スライダーを中学時代に使っていなかった理由
松坂氏が投げた変化球の中でも、とくに大きな変化量とキレを誇ったことで知られるスライダーだが、宮本慎也氏が「中学校からある程度自信あったのか、それとも高校入ってからなのか」と尋ねると、松坂氏は「高校入ってからですね」と即答。「中学校の時はスライダーの練習して、実際試合で使おうと思った時に、試合前のブルペンで投げてたら、コーチに『なんだそのボール』『使えねえからやめろ』って言われて、結局真っ直ぐとカーブだけですね、中学校の時は」と明かした。
続けて、松坂氏は「高校行って、高校1年生の春に、当時僕ら2軍戦があったので、そこで先発した時に先輩に球種を聞かれて、『カーブ、スライダーです』って言った」と説明したうえで、「その時に、スライダーがまったく打たれなくて。『中学校の時、投げときゃよかったよ』と思ったのは覚えてます」と回想。この話を聞いた宮本氏が「じゃあ最初から自分の中でフィーリングは?」と尋ねると、松坂氏は「良かったです。スライダーは武器になるって、その時からウィニングショットになるのは、なんとなく自分の中では思ってましたね」と振り返っていた。
【編集部MEMO】
横浜高校のエースとして春・夏の甲子園連覇を達成し、プロ入り後は西武ライオンズやボストン・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔氏。現役引退後は、テレビ朝日系報道番組『報道ステーション』のスポーツコーナーでキャスターを務めるなど、野球解説者として活躍している。