お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二が出演する福井放送・日本テレビ系バラエティ特番『とことこコトーゲ~日曜夜の路地裏めぐり~』が、11月10日(15:00~)に放送される。
この番組は、路地裏を飲み歩くのが好きな小峠が、日曜の夜に福井の繁華街・片町へ。営業している店が少ない中で日曜の夜に飲んでいる人とのディープな出会いに期待する、街ブラドキュメンタリーだ。ナレーションは、ヒコロヒーが担当する。
静かな商店街でポツンと灯った提灯に誘われ、訪ねてみたちょい呑み屋。学習塾の仕事をリタイアしたという女性客からは、自由な時間が増えて没頭している多様な趣味の話を聞く。隣の席の女性客とは長年の友人かと思いきや、今知り合ったばかりとのこと。客同士がゼロ距離で仲良くなれるのもこの店の魅力らしい。
71歳の女性が息子と二人三脚で営む歌謡喫茶は、職業や年齢などバラバラだが、店で仲良くなったという常連グループがいた。なぜかメガネを2つかけている大学生に理由を聞くと、2つかけたほうが見えやすいからと言う。店の外まで手をつないで見送りに来る名物ママとの別れを惜しんで、次の店へ向かう。
小峠がどうしても気になるという餃子店では、夫婦と男性2人の4人組と出会う。小峠をリスペクトして同じ髪型にしているという男性は現在単身赴任中。娘にLINEをしてもなかなか返事が来ないそうだ。一緒に撮った写真を家族LINEに送信すると、既読は付いたものの、反応は妻からのスタンプだけ…。
シンガーソングライター兼バーテンダーの男性が経営するバーは、日曜に午前3時まで営業している福井では珍しいスタイル。日曜は面白い人の来店が多く、愉快な化学反応がよく起こるという。福井の“おろしそば“をイメージしたカクテルを飲みながら、店主に生演奏をリクエスト。「この時間に酒飲みながら生演奏聴けるなんていいっすね~」と感動する。
カラオケの歌声に惹かれてスナックへ。時間はすでに午前0時過ぎだが、ここで来年還暦を迎える中学の同級生4人組と出会う。このうち7人の孫を持つという女性は、心はまだまだ若いつもりなのに、赤いちゃんちゃんこなんて着たくないと涙。どさくさに紛れて来年開催の同窓会に小峠を誘うが、当然断られる結果に。
トム・ウェイツの壁画のビルを発見し、テンションが上がり中に入ると、日本とアメリカを旅してきたマスターが営むミュージックバーが。練習を終えたバンドマンたちで賑わっていた。マスターからセッションに誘われ、「Let It Be」を歌うことに。客の1人がドラムをたたき、お酒を飲みながら気持ちよく熱唱。店が一体になり、盛り上がりは最高潮を迎える。
ロケを終えた小峠は「福井でゆっくり飲むのは初めてだったが、福井のみなさんの温かさがうれしかった。僕は音楽が好きなので、音楽のカルチャーに根付いた街だと知ることができてよかった! いろいろな街を飲み歩いているが、こんなに音楽に精通している街は他にないんじゃないかな!」とコメントしている。
(C)FBC