歌手のさだまさしが19日、「Japanet presents ハピネスアリーナこけら落とし さだまさしチャリティーコンサート 長崎から、能登へ!」を開催した。
コンサートには、フォークデュオのグレープ、ヴォーカル・グループのゴスペラーズ、歌手の岩崎宏美、シンガー・ソングライターのスガ シカオ、演歌歌手の水谷千重子も参加。
さだは「秋桜」や「北の国から」「風に立つライオン」などを熱唱。最後はさだが出演者全員を呼び込み、「翼をください」を会場の皆様と一緒に歌ってステージは幕を下ろした。
長崎出身のさだから、「令和6年能登半島地震災害支援として、心ある素晴らしい仲間たちとチャリティーコンサートとして開催したい」という思いを受けて開催された同コンサート。チケット代金の全額が「風に立つライオン基金」「ナガサキピーススフィア貝の火運動」を通じ、能登半島災害支援に活用される。
コンサートでは、ジャパネットホールディングスの高田旭人社長、さだ、そしてさだと古くから親交があるジャパネットたかた創業者の高田明氏でトークも繰り広げられた。
「長崎は最後の被爆地でもあり、平和への想いも忘れてはならないと思っています。この場所にできるアリーナを“ハピネスアリーナ”名付けたことで、ここから平和の想いとたくさんの幸せを届けていきたいと思っています。ハピネスアリーナのこけら落としはさだまさしさんにお願いしたいというのはずっと前から決めていました。今回は、さださんの強い想いを受けて、チャリティーコンサートという形での開催を決め、チケット代金の全額を能登へ寄付することにいたしました。今回のコンサートの特別番組を来年移行するBS10で放送することも決めています。ぜひそちらも楽しみにしていてください!」(高田旭人氏)
「せっかくハピネスアリーナでこけら落としをするなら、何か意味のあるものにしたかった。今年の1月には能登では震災が、その後には豪雨があり、まだまだ能登は大変な状況の中にいます。今回のコンサートで皆様からいただくチケット代をすべて能登に寄付することで、このこけら落としがとても意味のあるものになると思って、旭人さんに提案させていただきました。今日はライブを楽しんでいただき、そのチケット代金をすべて能登へ届けます。このような素敵な場で想いを届けられることはとてもうれしいですね。皆様、今日は楽しんでいってください」(さだ)
「ここでさださんのような素晴らしい長崎出身の方を迎えられてコンサートができること、皆様がここに集まってくださって支えてくださることが力になっています。さださんとともに、世界に向けて平和の想いを届けられるように頑張りましょう!」(高田明氏)