歌手のさだまさしが6日、千葉・幕張メッセから生放送中の日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY 2019 ~時代~』(13:30~22:54)のWEB裏配信番組「裏配信☆小坂大魔王の部屋」に登場後、囲み取材に応じた。

  • 『THE MUSIC DAY 2019 ~時代~』に出演するさだまさし=日本テレビ提供

会場が大いに盛り上がる中、ギター1本でフルの「償い」をしっとりと歌い上げたさだ。「それにしてもこの選曲はすごいなと思いました。まさか『償い』と言われると思わなかったし、6分半以上ありますからね。『ボヘミアン・ラプソディ』より長いですから(笑)。こんな盛り上がってる中で歌うのはちょっと気が引けたけど(笑)」と振り返った。

一方で、「僕がやってることって、一番原型のロックなんですよね」と説明。「世の中に対してアピールしたいことをちゃんと言葉で伝えていく。それは楽器の音が大きいとか小さいではなくてね、厳しいところをドーンと突いていくというのはロックの魂だと思ってるので、そういう意味ではロックはロックだったと思いますけどね」と力説した。

観客の反応は「やっぱりみんな凍りついてましたよね。どう反応していんだろうかという感じで(笑)」というが、「中には涙ぐんでる子もいた。こういう歌っていうのは、高揚感をあおるものじゃなくて、本当は1対1で手渡ししたいような曲なんだけど、あんなにお客さん入ってたけど、僕としては全員に手渡しするようなつもりで歌いましたんで、渡った人には渡ったかなと思いますね」と手応えを語っていた。

7年目となる今年は「時代」をテーマに、次の時代に残したい平成の名曲、新たな時代・令和を飾るアーティスト、時代を超えて歌い継がれる曲をラインアップ。総合司会は7年連続で嵐の櫻井翔が務める。今年はアジアでの放送が拡大し、7つの国と地域で同時生放送。日テレがアジア各国で展開するGEMチャンネルで、ゴールデンプライムタイム部分を同時放送する。