BS日テレで毎週火曜日21時から放送中の『友近・礼二の妄想トレイン』。10月1日は、近鉄の元広報マンで、番組でもおなじみの福原稔浩氏が、近鉄の観光特急「あをによし」で行く古都・奈良への旅を案内する。
車掌や運転士の経験も持つ福原氏は、鉄道ファンの間ではよく知られた名物広報として活躍。朗らかな語り口で鉄道旅を案内するが、礼二さんから「撮り鉄をさばく時は、あんな優しい言い方ちゃいます」と、旧知の仲ならではのイジりを展開されてしまう。
今回の「旅の足」となる観光特急「あをによし」は、友近さんも気になっていた列車で、「関西の友達から、『あをによし』は早くロケ行って欲しいとリクエストされていた」とその理由を明かす。格式を感じさせるパープルの車両、和のテイストが施された落ち着いた色合いの内装に、友近さんが「高貴な色……」とうっとりする場面も。
旅は大阪難波駅からスタート。駅の全景が映し出されると、友近さんはかつての苦い思い出が蘇ったようだった。一方の礼二さんは、ある駅が近づくと「心ウキウキ」の様子。なじみの看板を見つけて大喜びする場面もあり、「大阪人なら誰でも分かる」という理由が明かされる。
列車は生駒山に向かって徐々に上りになっていき、大阪の街並みを臨む絶景を楽しめる。「天気がいいと、淡路島まで見える」と礼二さん。旅の道中、福原氏がエピソードを披露するほか、礼二さんと奥様の「夫婦ゲンカ」も暴露される。
草原の真ん中にたたずむ歴史的名跡の平城宮跡を間近で見られる区間もあり、これには意外な事実があるとのこと。礼二さんが「福原さんに教えてもらった」という裏話を明かす。天理駅では、親里大路のイチョウ並木を堪能。福原氏が現在、統括責任者を務める「なら歴史芸術文化村」で、古墳から出土した土器や埴輪を修復する模様を見学する。歴史に思いをはせる、貴重な時間を楽しむ。
全国屈指の桜の名所として知られる吉野山にも登る。桜の名所として有名だが、秋は秋で見渡す限りの紅葉が楽しめる。色鮮やかな絶景に、礼二さんと友近さんは「うわあ……」と声を上げたきり、しばし絶句する。