ニフティは9月26日、「睡眠」に関するアンケート調査のレポートを発表した。調査は2024年7月23日~8月26日、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者2,837名を対象にインターネットで行われた。
平日の睡眠時間は何時間?
小学生では「8時間」、中学生では「7時間」が最多となり、全体的に見ると中学生の方が睡眠時間が少ないことがわかった。
休日の睡眠時間は平日より多い?
小中学生の約6割が、平日より休日の睡眠時間が「多い」と回答した。学校がない休日は、決まった時間に起きる必要がないためゆっくり起きる子どもたちが多いようだ。
睡眠時間は足りている?
睡眠時間が「足りていない」と回答した人は、小学生では51.7%、中学生では64.9%まで増加した。学年が上がるにつれて部活動や塾などで忙しくなり、睡眠時間が短くなってしまう人が多いようだ。
睡眠時間が足りていない理由は?
睡眠時間が足りていない人に足りていない理由を聞くと、「なかなか寝つけない」と回答した人が最も多く、小中学生の約6割にのぼった。「YouTubeなどの動画を見ている」と「スマホをいじっている」がそれぞれ3位と5位で上位にあることから、スマホやSNSなどで脳が刺激を受けていることも寝つけない原因のひとつとなっているのかもしれない。その他には、「漫画を読んでしまう」「寝たくない」「親のいびきがうるさい」といった回答もあった。
睡眠が足りていないことで生活にどんな影響がある?
小中学生の65%以上が「朝起きられない」「あくびが出る」と回答した。次に「集中できない」「いらいらする」「元気が出ない」といった回答が続き、学校生活への影響は少なくないようだ。その他の回答には、「クマができる」と外見の変化をあげる子どもたちもいた。
学校に行く日は起きてから何分後に家を出る?
家を出る時間は、起きてから「30分~1時間」が2位以下に大きく差をつけて1位となった。
起きてから、まず最初にすることは何?
「起きてから、まず最初にすること」を尋ねたところ、「トイレに行く」と回答した人が圧倒的に多く、1位となった。「顔を洗う」は全て1割前後と差がないことから、支度の順序は人それぞれで異なると考えられる。その他の回答には、「家族におはようと挨拶する」「ペットのエサやり」「うがいをする」といった意見も集まった。
スマホは寝るどのくらい前まで使ってる?
「スマホを持っていない」を除くと、「眠る直前まで」が1位となった。
スマホでどんなことをしている?
1位が「LINE・メール」、僅差で2位に「動画を見る」がランクインした。続いて3位に「SNS(X・Instagram・TikTok)」、4位が「ゲーム」だった。その他には、「絵を描く」「メモアプリで文章を書く」などの回答もあった。
眠る前のルーティンは?
眠る前のルーティンを聞くと「スキンケア」や「コップ一杯水を飲む」「推しの妄想をしながら寝る」など、さまざまな意見が集まった。読書やストレッチ、日記を書くなど、自分の趣味や好きなことをして静かに過ごすルーティンが多いようだ。その他には「音楽を聴く」「深呼吸をする」「ぬいぐるみを抱きしめる」「机を整頓する」といった回答もあり、人それぞれの入眠方法があることがわかった。