テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜24:15~※一部地域除く)最終回がきょう11日に放送される。

  • 『君とゆきて咲く~新選組青春録~』最終回=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。

■大作が抱え続けてきた秘密が暴露される

坂本龍馬(佐藤流司)との交流があだとなり、鈴木三樹三郎(松本仁)の策略によって間者の疑いをかけられてしまった丘十郎。有無をいわせずこのまま処刑となってしまうのか――隊内に緊張が走る中、はからずもその矛先を転じたのは、三樹三郎の兄・伊東甲子太郎(駒木根葵汰)。先日、長州藩のリーダー・桂小五郎(荒牧慶彦)に接触した甲子太郎は、“真の裏切り者”の名を幹部たちに暴露する。新選組に紛れこんでいた長州側の間者とは、ほかでもない鎌切大作(前田拳太郎)。その真実を知った新選組局長・近藤勇(高野洸)は、はたしてどんな判断を下すのか。

■大作と丘十郎、満開の花火の下で運命の決闘

嫌疑が晴れた丘十郎は大作の裏切りを知らされ、がく然。ショックを隠せない丘十郎に対し、副長・土方歳三(阪本奨悟)は隊士としてなすべきことを命じる。それは、“真の裏切り者”である大作を斬れ、という非情な指令。皮肉にも、京の町は大作と丘十郎が「一緒に花火を見よう」と約束していた祇園祭でにぎわっており、2人は満開の花火が夜空を彩る中、ついに刃を交えることに。“出会ったときから敵同士”だった2人の愛、友情、憎しみが行きつく先はどこなのか。

4月からの2クール、激動の幕末を疾走してきた大作×丘十郎は最後、どんな運命をたどるのか。そして時代に翻弄され続けてきた新選組はどこへ行くのか。隊士たちそれぞれがたどり着いた“誠”とは――。

【編集部MEMO】最終回あらすじ
深草丘十郎(奥智哉)と歩む道を模索し、桂小五郎(荒牧慶彦)を斬るつもりでいた鎌切大作(前田拳太郎)。しかしその直前、坂本龍馬(佐藤流司)と交流をもっていた丘十郎が間者疑惑をかけられてしまう。ところが、伊東甲子太郎(駒木根葵汰)によって、大作こそが真の裏切り者であることが幹部たちに暴露される。疑惑が晴れた丘十郎は、土方歳三(阪本奨悟)から真実を告げられがく然。そして裏切り者を斬れと命じられる。「出会ったときから敵同士」だった大作と丘十郎が、ついに運命の決闘。2人の愛憎が行きつく先とは。