京都鉄道博物館は2日、特急「雷鳥」誕生60周年記念イベントを10月1日から開催すると発表した。本館1階で展示されている収蔵車両「クハ489形1号車」に、「雷鳥」をはじめとする8種類のヘッドマークを掲出する。

  • 京都鉄道博物館の収蔵車両「クハ489形1号車」

特急「雷鳥」は1964年10月1日に運行を設定。おもに485系などを使用し、大阪駅から湖西線・北陸本線経由で金沢・富山方面へ向かう特急列車として、40年以上にわたり活躍した。その後、車両の老朽化にともない特急「サンダーバード」に置き換えられ、2011年3月にラストランを迎えた。

今年で特急「雷鳥」の運行開始から60周年となることを記念し、京都鉄道博物館の収蔵車両である「クハ489形1号車」に北陸方面の特急列車等で使用されたヘッドマークを掲出する(期間は2024年10月1日から2025年3月18日まで)。10月1日から10月22日まで「雷鳥」(イラスト)、10月24日から11月12日まで「しらさぎ」(イラスト)、11月14日から12月2日まで「北陸」(イラスト)、12月6日から12月25日まで「スーパー雷鳥」、12月26日から1月13日まで「能登」(イラスト)、1月16日から2月4日まで「はくたか」(イラスト・赤地)、2月6日から2月25日まで「白山」(イラスト)のヘッドマークを掲出。2月27日から3月18日まで掲出するヘッドマークは「シークレット」とのこと。

これら8種類のヘッドマークを掲出しての展示期間中、「クハ489形1号車」の雨樋を赤2号で塗装。車体側面の方向幕は変更せず、「L特急 雷鳥 金沢」で固定する。