元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が22日、YouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】』で公開された動画「【vol.1】山崎武司さん登場 / 古巣の今シーズンを一問一答一刀両断 / 松木平・大野・高橋・小笠原・柳の投手陣について / キーマンは石川昂弥と浅村栄斗 / 支配下枠5を残して補強終了」に登場。中日・岡林勇希の不調が続いた要因を分析した。

山崎武司氏

岡林勇希のバッティングを分析

三重県立菰野高等学校から2019年にドラフト5位で入団すると、2022年には161安打を放って最多安打を獲得した岡林。翌2023年シーズンも打率.279、3本塁打、31打点、12盗塁という成績を残したが、今季は22日終了時点で94試合に出場し、打率.221、0本塁打、10打点、6盗塁という数字だった。

そんな岡林について、山崎氏は「バッティングの技術に関しては、軸足のタメ、トップの位置がバラバラでした。ですから、全部前に出されて、バットも出て、力のないフライとか、力のないゴロがオールスター明けくらいまで続いてた」と不調の要因を解説しつつ、「後半になって現状は非常にいい状態に戻ってきました。最多安打を獲って、次の年もいい成績あげたんですけども、やはりその2年で『1軍でやれるだろう』という、ちょっと甘えがあったんじゃないかとは僕らは感じます」と推測した。

また、「野球に取り組む姿勢とか、そういうのが変わってこないと安定した成績は出てこないだろうと思うので」と野球への姿勢にも触れながら、「その辺は、私たちOBとして、岡林には本当に大喝を入れたいところだと思います」とニヤリと笑い、この話題を締めくくっていた。

【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。