ベルタは7月31日、「パートナーとの妊活」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年6月2日~6月29日、現在妊活中の女性200名を対象にインターネットで行われた。

「不妊の原因の約半数は男性側に」妊活中女性の認知率は91.5%

  • 不妊の原因の約半数は男性側にあるということをご存じですか?

「不妊の原因の約半数は男性側にあるということをご存じですか?」という質問に対して、91.5%の人が「はい」と回答した。妊活中の女性の多くが男性不妊の現状について知っているようだ。

2組に1組は男女で検査を受けている

  • 妊活のために検査を受けたことはありますか?

「妊活のために検査を受けたことはありますか?」という質問に対して、「はい/男女共に検査を受けた(50%)」ことがある人が最も多く、次いで「いいえ(33.5%)」「はい/女性のみ検査を受けた(16.5%)」と続いた。また、男性が検査を受けたことがあるカップルのうち40%が、男性不妊の診断を受けたことがあると回答した。

パートナーが妊活に協力的と感じている女性は84.5%

  • パートナーの方は妊活に協力的だと思いますか?

「パートナーの方は妊活に協力的だと思いますか?」と質問したところ、「どちらかというと協力的(54%)」という回答が最も多く、次いで「とても協力的(30.5%)」「どちらかというと協力的ではない(14%)」「協力的ではない(1.5%)」と続いた。程度は様々だが、「パートナーが妊活に協力的」と捉えている女性が多いことがわかる。しかし、具体的に妊活において男性に期待することと実際の行動を聞いてみると、そこにはギャップが生じていることがわかった。

「温度感」「知識・情報への感度」「健康意識」にはギャップも

  • 妊活において男性にやってほしいと思うことはどのようなことですか?

「妊活において男性にやってほしいと思うことはどのようなことですか?」と聞くと、「妊活について相談したら真剣に話を聞いてほしい(66.5%)」という回答が最も多く集まった。

「妊活においてパートナーの方が実施している行動」についても、パートナーが「妊活について相談したら真剣に話を聞いてくれる」という感じている女性が最も多くいる一方で、その割合は48%に留まり、期待と実際の行動ではギャップがあることがわかる。

その他、妊活において女性が男性に「期待すること」と「実際の行動」のギャップを見てみると、その差が大きいこととして上位4つ「妊活や治療について同じ知識を持っているかどうか」「同じ温度感で妊活に臨んでいるかどうか」「妊活を意識した生活(食事や健康管理など)を送っているかどうか」「妊活についての情報収集を一緒にしている(病院探し、治療方法、保険などについて)かどうか」が続いた。パートナーに同じ温度感で妊活に臨んで欲しいという気持ちから「妊活に関する知識や情報への感度を高めてほしい、健康面を意識してほしい」と思う人が多い反面、パートナーがそうでないと感じる女性が多いようだ。

パートナーと妊活を進めるにあたり、最もハードルを感じることは?

男女の妊活に対する意識や温度感を揃えるために、妊活に関する「一緒に行動できることや時間」を増やすことも大切になってくる。しかし、パートナーとの温度感を感じている女性の中には「一緒に行動すること」を提案することに心理的なハードルを感じる人もいるかもしれない。

  • パートナーの方と妊活を進めるにあたって最もハードルを感じることは何ですか?

「パートナーの方と妊活を進めるにあたって最もハードルを感じることは何ですか?」という質問をしたところ、病院に行くことや、話し合いをすることに対してはハードルを感じている女性が多い一方で、「一緒にサプリを飲むことを勧める」ことについては、ハードルを感じる女性が少ないことがわかった。