十勝平野の北部に位置する北海道士幌町(しほろちょう)は、畑作・酪農・畜産が盛んで、十勝を代表する農業のまち。平坦な土地を活用した大規模農業が行われ、特にじゃがいも・小麦の生産地としての認知度は全国区! 冬は寒いけれど雪は少なく、夏は暑いけれど湿度が低くカラッとしており、北海道らしさを感じられる気候です。

そんな士幌町は、ふるさと納税の寄附金を9つの使途に充てています。今回はその中から「その他目的達成のために町長が必要と認めた事業」の「給食費無償化事業」という使い道について紹介!

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。

今回は、「給食費無償化事業」という士幌町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!

士幌町のふるさと納税の使い道「給食費無償化事業」について

・対象年度:令和5年度
・対象使途:その他目的達成のために町長が必要と認めた事業
・対象事業:給食費無償化事業
・その事業に費やした総費用:2761万9169円
・総費用のうち寄附金活用額:2761万9169円

町長が使途を決定し、必要と認める事業を実施する「その他目的達成のために町長が必要と認めた事業」。

その事業の一つ「給食費無償化事業」は、昨今の物価高騰で保護者への負担が大きくなったこともあり、子育て世帯への経済的負担を減らすことを目的として、ふるさと納税の寄附金を活用。町内すべての小中学校で、給食費の完全無償化を実現しました。

「子どもたちに士幌町のおいしい食材を使った給食をたくさん食べてほしい」という想いのもと、町長が重きを置くまちづくり政策のひとつである「子育て支援の充実」を進めることができたそうです。

士幌町のふるさと納税担当者によると「昨今の少子化の中で、特に子育て世代へのPRは、今後のまちづくりの重要なポイントとなるものです。皆様の協力を得ることで、さらに充実した『安心して子育てができるまちづくり』につながってゆくものと考えます」とのこと。

また、本町の未来を担う子どもたちが成長したとき、「士幌町で生まれて良かった! 」「士幌町に住み続けたい! 」「今、東京で働いているけど、士幌町にまた戻ってきたい! 」など言ってもらえるよう、真摯な姿勢で努力を続けていきたいと、熱い想いを抱いています。

保護者の声

・毎日の給食だけでも感謝なのに、無償になり本当に感無量です! いつもありがとうございます。
・皆さんの気持ちで子どもたちの毎日の「楽しみ」がつくられていることに感謝です。

児童の声

学校の給食は全部、おいしいので毎日楽しみです。

自治体からのメッセージ


人口6000人弱の農業のまち士幌町が、皆様にとって魅力ある応援したくなるまちとなるよう今後ともがんばりますので、全国の皆様のご支援をお願い申し上げます。


今回は北海道士幌町のふるさと納税返礼品の使い道「給食費無償化事業」を紹介しました。毎日のおいしい給食が完全無償化になるのは、保護者も子どもも笑顔が増える素敵な事業ですよね。「士幌町のおいしい食材を使った給食をたくさん食べてほしい」という、自治体の想いが強く伝わってきました。取り組みに興味をもった方は一度チェックしてみてくださいね。