元プロ野球選手で野球解説者の五十嵐亮太氏が27日、YouTubeチャンネル『ABEMA 野球【公式】/アベマでMLB」で公開された動画「【完全再現!!】最新ピッチングマシンでMLB選手の魔球を再現!! 大谷選手の魔球「スイーパー」も必見!!【MLB's on FLEEK #15 前編】」に出演。スイーパーについて語った。

  • 五十嵐亮太氏 (C)AbemaTV,Inc.

スイーパーの難易度の高さを証言

今回の動画では、「MLBの魔球」を特集。多くの球団で対戦投手の疑似練習をするために導入されている「最新ピッチングマシン」を紹介し、大谷翔平の魔球・スイーパー、アメリカメディアも絶賛する山本由伸のカーブ、今永昇太の快進撃を支えるフォーシームなどの回転数や回転軸、球速のデータを引用し、魔球の数々を再現した。

大谷の魔球・スイーパーについて、元MLB選手の五十嵐氏は「普通は重力に負けてボールが沈んでいくけど、スイーパーは落ち幅が少ない上に曲がり幅が大きい球。すごく投げるのが難しい」と解説。また、「僕も『この角度で、このスピンを掛ければスイーパーになる』と教えてもらって挑戦したけど、 マジでその通りにいかない」と難易度の高さを証言した。

そのほかにも、昨シーズンの全投球に占める変化球の割合を、MLBは67.8%、日本球界は56.1%と紹介すると、さや香・石井は「MLBの方が多いやん!」と、イメージとの違いに驚き。新山が「MLBの方が球を動かさないとダメなんかな?」と疑問を浮かべると、五十嵐氏は「MLBは球速が速くて、ちょっと動くボールが多いです。僕も『変化球を投げないと抑えられない』と言われて、カットボールやツーシームを投げるようになった」と明かしていた。

【編集部MEMO】
『MLB’s ON FLEEK』は、多くの日本人選手や世界最高峰の選手が活躍するMLBの見どころを余すことなく届ける情報番組。大谷翔平や山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースについての基礎知識や、ダルビッシュ有、松井裕樹、今永昇太、鈴木誠也などが所属するナショナル・リーグの勢力図、MLB特有のルール“ピッチクロック”など、ビギナーから玄人まで幅広く楽しめるテーマで今のMLBを紐解いていく。