女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 season24』(毎週水曜21:00~)第4話が、きょう24日に放送される。

  • 宇梶剛士=テレビ朝日提供

■『科捜研の女』25周年アニバーサリーイヤー

1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続け、誕生25周年のアニバーサリーイヤーを迎えた『科捜研の女』。“原点回帰”テーマとした今シリーズには、加藤諒演じる会計係・加瀬淳平がレギュラーに加わり、番組の醍醐味である“科学捜査”をよりわかりやすく伝えるほか、よりエモーショナルで胸が熱くなるストーリーを届けている。

■第4話のメインゲストは宇梶剛士

第4話では、夏らしく“心霊スポット”を舞台に、怪しげなミステリーが展開する。今回、榊マリコ(沢口靖子)のもとに舞い込んだのは今、ネットで“幽霊屋敷”と騒がれている廃屋の調査。京都府警本部長・佐伯志信(西田健)によると、幽霊屋敷というウワサのせいで不法侵入が止まず、警察にも苦情が相次いでいるため、“心霊現象など存在しない”と科学で証明してほしいというのだ。ところが、その幽霊屋敷に3年前まで住んでいた男性の変死体が敷地内で見つかり、この事件は“呪われた死体”としてまたしてもネットで話題となってしまう。

しかも、捜査をはじめたマリコや京都府警捜査一課刑事・土門薫(内藤剛志)の前には、被害者が死の直前まで暮らしていたアパートの大家・大河原修三(宇梶剛士)、被害者の妹・門倉真奈美(森脇英理子)、近所の住人・塚串洋次(廣末哲万)、廃屋を管理している不動産業者・渡会美咲(倉嶋かれん)など疑惑の容疑者たちが次々と現れる。はたして彼らの中に真犯人は存在するのか。変死事件はもしや、“呪い”の仕業なのか、すべては“怪奇現象”なのか。

メインゲストの宇梶剛士が『科捜研の女』に出演するのは、『season4』第1話(2002年)以来、実に22年ぶり。今回は“疑惑の大家”大河原修三というキーパーソンにふんし、その確かな演技力で作品に深みと厚みをもたらす。宇梶が演じる大河原は“自分を怪しむぐらいなら、違う人物を疑え”とマリコらに暴言を吐き、被害者がもめていた相手を暴露。そこから、事件はさらなる闇に迷い込んでいくことに。宇梶は「菅原文太の弟子として太秦に出入りさせていただいてから四十数年。撮影所に足を踏み入れるとおのずと身が引き締まります」と、かつて自身が付き人を務めた故・菅原文太さんと東映京都撮影所への思い出を告白。「画面に映る京都の街並みとともに京都を愛するスタッフさんの心意気を感じていただければと思います」と、スタッフへのリスペクトをこめつつ視聴者にメッセージを語っている。

■宇梶剛士コメント(大河原修三 役)

菅原文太の弟子として太秦に出入りさせていただいてから四十数年。撮影所に足を踏み入れるとおのずと身が引き締まります。今回1話だけのゲストでしたが京都をささえるスタッフさんたちと素晴らしい時間を過ごすことができました。

画面に映る京都の街並みとともに京都を愛するスタッフさんの心意気を感じていただければと思います。

【編集部MEMO】第4話あらすじ
榊マリコ(沢口靖子)は京都府警本部長・佐伯志信(西田健)の依頼で、今、ネットで“幽霊屋敷”と話題をよんでいる廃屋を調べることになった。噂のせいで不法侵入が止まず、警察にも苦情が相次いでいることから、“心霊現象など存在しない”と科学で証明してほしいというのだ。深夜、涌田亜美(山本ひかる)、加瀬淳平(加藤諒)とともに幽霊屋敷に乗り込んだマリコは、心霊現象を次々と科学で解明。その検証動画を京都府警のサイトで発信する。ところが、マリコたちが撮影した動画に霊や人魂が映っているというコメントが相次ぎ、幽霊屋敷はさらに注目を浴びてしまう。しかもその直後、廃屋の元住人・屋敷隆(ムラサトシ)が敷地内で遺体となって見つかるという事件が起きる。屋敷の遺体は目、耳、鼻から流血していたが首を絞められた痕はなく、後頭部には打撲創が残されているなど、謎だらけだった。廃屋を管理している不動産業者・渡会美咲(倉嶋かれん)によると、彼は3年前まで幽霊屋敷に母、妹・真奈美(森脇英理子)と暮らしていたという。しかし、母が他界し、真奈美も結婚したのを機に、ひとりで住むには広すぎるからとアパートに引っ越したらしい。アパートの大家・大河原修三(宇梶剛士)に聞くと、家賃も滞納気味だったようだが……。その後、屋敷の変死事件は“呪われた死体”としてまたしてもネットで話題となり、彼の遺体を調べた科捜研メンバーにも恐るべき事態がふりかかることに。はたして幽霊屋敷で起きた事件の真相は。