JR北海道は23日、今年も特急「ニセコ号」を9月に運行すると発表した。昨年に続いてキハ261系5000番代「はまなす編成」を使用し、札幌駅からニセコ駅経由で函館駅まで往復する。

  • 多目的特急車両キハ261系5000番代「はまなす編成」(2020年9月の一般公開取材時に撮影)

特急「ニセコ号」の運転日は9月7~9日、9月12~16日、9月19~23日、9月27~29日の計16日間。上りは札幌駅7時56発・函館駅13時23分着、下りは函館駅13時41分発・札幌駅19時28分着で運行され、上り・下りともに途中の手稲駅、小樽駅、余市駅、倶知安駅、ニセコ駅、昆布駅、黒松内駅、長万部駅、森駅、新函館北斗駅、五稜郭駅に停車する。これらの駅に加え、今年は上り(函館行)で八雲駅、下り(札幌行)で大沼公園駅にも停車する。

今年はすべての運転日で、沿線の高校生や地域の関係者によるおもてなしや観光ガイド、特産品販売などを実施。「ニセコトレインマルシェ」と名づけ、運転日ごとにさまざまな催しを用意する。長万部駅での「かにめし」、大沼公園駅での「大沼だんご」など、停車駅での特産品販売も行う。1号車「はまなすラウンジ」にて、「ニセコ号」のヘッドマーク・サボ当をモチーフにした記念撮影用のフォトボードも用意する。

  • 「はまなす編成」の普通車(2020年9月撮影)

  • 1号車「はまなすラウンジ」(2020年9月撮影)

加えて、特急「ニセコ号」の運転開始以来、初という「えきねっと」限定のお得な商品「特急トクだ値1」を運転日すべてで設定した。特急「ニセコ号」のみ対象とし、乗車日1カ月前の10時から前日の23時50分までの購入で、乗車券・指定席特急券が上り(函館行)30%割引、下り(札幌行)40%割引に。札幌市内から五稜郭駅・函館駅までの区間で片道利用した場合、上り(函館行)は6,210円、下り(札幌行)は5,330円になるという。